戦略/ウィキメディア運動/2017/2周目/内容を理解する
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変化する世界で理想を実現するには?
このセクションでは現代の世界の背後関係と、2030年の姿を考察できます: 現在、ウィキメディアのプロジェクトで無料の知識にアクセスしているのは、どんな人ですか? 取りこぼしている層は? その人たちはウィキメディアのプロジェクトをどう認識して使用するのですか? また未来の新しい読者のウィキメディアの使い方とは? 2030年に一般の市民はどんな方法で情報にアクセスするでしょうか? どのような力が知識へのアクセスに影響を与えますか?
私たちは、ウィキメディアの将来についての話し合いの一助とするため、これらの質問の背景情報を提供したいと考えています。
将来の傾向とは
1周目の報告 (議題をつくる)
- 1周目の総合報告書を読んでください
- 主な議題と下位項目順に分類した議題に関する1800件の議論に目を通してください
- 2周目の議題を決める手順を読んでください
- その他の報告書
- ウィキメディア会議の戦略トラック別報告書 (組織化されたグループの大多数とのミーティング)
- 機能とプログラム報告のまとめ
サイクル2 の報告
サイクル 3 の報告 (調査研究からわかった課題の議論)
草稿の審査
統合報告
読者と寄稿者に関する基礎研究
財団による主要な傾向の調査研究
- 2030年に向けて: 情報の誤り、検証、プロパガンダ (2017年7月)
- 2030年に向けて: ウィキメディア運動に影響する将来の技術の傾向 (2017年7月)
- 2030年に向けて: 人口動態の変化 – ウィキメディア運動は2030年までにどこまで普及するか?
- 主な傾向についてWikimania における講演 (2017年8月)
- 2030年の展望: 知識と学習の未来 (2017年9月)
- 2030年の展望: 参考資料とオープン・ナレッジの未来 (2017年9月)
- 2030年の展望: コモンズの未来 (2017年9月)
- 2030年の展望: 予測不能な2030年を予測する学習 (2017年9月)
- 情報コモンズの将来の形成とウィキメディアの役割
専門家、パートナー、利用者との会話
- 58人の専門家による意見の要約 (2017年6月)
- インド、インドネシア、ナイジェリア、エジプト、ブラジル、メキシコの専門家20人のインタビューの要約 (2017年)
- 2017年3月2日 - サンフランシスコ戦略サロン
- 2017年3月29日 - ベルリン戦略サロン
- 2017年3月29日 - ブリュッセル戦略サロン
- 2017年5月17日 - メキシコシティー (メキシコ戦略サロン、NGOや私企業・市民社会から専門家を招待)
- 2017年5月25日 - ラゴス (ナイジェリア戦略サロンとメディア起業家)
- 2017年5月26日 - ラゴス (ナイジェリア戦略サロンとメディア起業家)
- 2017年5月29日 - ナイロビ (ケニア戦略サロンと技術専門家)
- 2017年5月30日 - ラゴス (ナイジェリア戦略サロンと教育起業家)
- 2017年5月30日 - ニューヨーク戦略サロン、夕食会
- 2017年5月30日-6月1日 - チェンナイ (インド戦略サロン、メディアの専門家を招待)
- 2017年6月20日 - ニューヨーク市 (ニューヨーク戦略サロンにメディア専門家を招待)
- 2017年6月22日 - ワシントン特別区 (ワシントン DC 戦略サロンにアメリカ政治専門家と指導者を招待)
- オーストラリア国別協会戦略サロン (2017年6月)
- 2017年7月17日 - イスラエル支部サロン戦略夕食会
- 2017年7月29日 - コチャバンバ (ボリビア先住民コミュニティに聞く新しい声のサロン)
- イギリス支部戦略と提携の夕食会 (2017年7月)
- ウィキウィメン利用者グループ戦略ランチ (2017年7月)
- ラジビラジ (ネパールのウィキペディアン戦略集会)
専門家を取材した映像
- ザック・マキューンとナイジェリアの作家ウゾ・イワエラの対談 (2017年6月14日)
- キャサリン・メイハー事務長とマザー・ジョーンズ共同創設者アダム・ホックスチャイルドの対談 (2017年6月16日)
運動戦略に関するブログの記事
コミュニティの研究
ウィキメディア利用者の分析からわかったこと
- 貢献者は月間22万人 https://stats.wikimedia.org/EN/TablesWikimediaAllProjects.htm
- 利用者の母集団に偏り https://web.archive.org/web/20161024063241/https:/stats.wikimedia.org/wikimedia/squids/SquidReportPageEditsPerCountryOverview.htm
- 英語版ウィキペディアの編集者の滞留が減少 File:Monthly active editors.enwiki 2016-06.svg
- 英語版ウィキペディアに滞留した月ごとの利用者数 File:Enwiki.monthly user retention.survival proportion.svg
ウィキメディア財団提携団体と組織化されたグループとは
- ウィキメディア財団の提携団体と組織化されたグループ: m:Wikimedia movement affiliates
- 提携団体は世界中に100以上 File:Wikimedia Capters and WMF Maps.svg
これまでのコミュニティとの関わり、寄付者の調査
- 性差の存続 m:Community Engagement Insights
- 読者のやる気 https://arxiv.org/pdf/1702.05379.pdf
- 編集者のやる気 File:Editor_Survey_2012_-_Wikipedia_editing_experience.pdf
- ウィキメディア財団が調達した資金 File:FY1516DonationsByContinent.png
- 寄付者の動機を分析 File:Wikimedia 2014 English Fundraiser Survey.pdf
その他の情報源による研究
- ピュー研究所「言論の自由や荒らし、匿名性やオンライン偽ニュースの未来」 http://www.pewinternet.org/2017/03/29/the-future-of-free-speech-trolls-anonymity-and-fake-news-online/
- ピュー研究所「オンラインハラスメント」 http://www.pewinternet.org/2014/10/22/online-harassment/
- ニューヨーク・タイムズ・エージェンシー「ロシアのサンクトペテルブルグの地味なビルでは高給取りの『荒らし』集団がインターネットのいたるところで大混乱を起こそうとしている」 https://www.nytimes.com/2015/06/07/magazine/the-agency.html
- AP通信「リトアニアのエルフ、ネット上のロシアの影響力を撃退」 https://apnews.com/27ce7f001bde4ccb9415ce4a0de74af1/lithuanian-elves-combat-russian-influence-online
- 過小評価された話題の状態 https://www.bloomberg.com/news/features/2016-12-22/how-woke-is-wikipedia-s-editorial-pool
- ウィキペディアの記事の84%はヨーロッパと北アメリカに集中 http://www.markgraham.space/blog/geographies-of-the-worlds-knowledge
- Rosabeth Moss Kanter著『公約とコミュニティ – 社会学的観点から見た市民社会とユートピア』 Commitment and Community: Communes and Utopias in Sociological Perspective (抜粋はこちら).
技術の傾向の研究
デジタル化時代と傾向
- NPR / TED 『デジタル産業革命』 http://www.npr.org/programs/ted-radio-hour/522858434/the-digital-industrial-revolution?showDate=2017-04-21
- Vanity Fair「Elon Musk氏の予測によると4、5年後には脳とコンピュータが直接通信できる『脳の一部の有意義なインターフェイス』が開発される」 http://www.vanityfair.com/news/2017/03/elon-musk-billion-dollar-crusade-to-stop-ai-space-x
機械学習
- エコノミスト誌「機械学習とは」(学びは経験による!) http://www.economist.com/blogs/economist-explains/2015/05/economist-explains-14
- ハーバード・ビジネス・レビュー「機械知能のシンプルな経済」 https://hbr.org/2016/11/the-simple-economics-of-machine-intelligence
ウィキメディアと機械学習
- 現在、ORESと推奨システム、オープンで倫理的な学習機械によって、心ない破壊に手作業で対抗する1万8000人の利用者を支援 mw:ORES
- ウィキメディア: ORES導入後、破壊行為を見直す「最近の更新」の閲覧時間が90%低下 https://docs.google.com/presentation/d/1-rmxp3GNrSmqfjLoMZYlnR55S8DKoSfG-PCHObjTNAg/edit#slide=id.g1c9c9bd2c0_1_8
知識に関する研究
引用のオープンアクセス化
- I4OC 引用のオープンアクセス化構想 https://i4oc.org/
- Mozillaインターネット健全度レポート。オープン・イノベーションと引用作品のアクセスに関するセクションを参照してください。(open innovation and access to cited work) https://d20x8vt12bnfa2.cloudfront.net/InternetHealthReport_v01.pdf
- Geoffrey Bilder 著『学術インフラのエンクロージャ』 https://www.youtube.com/watch?v=oWPZkZ180Ho&feature=youtu.be
学術論文
- コーネル大学図書館『学術論文とそれ以外の定期刊行物の区別:判定基準、導入、定義のチェックリスト』 http://guides.library.cornell.edu/scholarlyjournals
世界的傾向の研究
世界の主流な技術の導入
- Euromonitor International:「2030年には世界人口の53%はインターネットを利用」 http://blog.euromonitor.com/2015/04/half-the-worlds-population-will-be-online-by-2030.html
- シスコシステムズ「人類史上初めて世界のほぼすべての人にスマートフォンが普及 – インターネット機能とカメラ付き」 http://www.cisco.com/c/en/us/solutions/collateral/service-provider/visual-networking-index-vni/complete-white-paper-c11-481360.pdf
- クライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズ「毎日シェアされる写真は3億点」 http://www.kpcb.com/internet-trends
人口の変動
- 国際連合人口基金「2015年から2030年にわたる世界の人口増加の大部分は、アフリカ (42%) とアジア (12%) で見られると予測」 https://esa.un.org/unpd/wpp/Download/Probabilistic/Population
世界の知識に寄せる貢献
- アメリカ地理学協会年報「世界のデジタル知識の大部分は世界の一部からしか提供されない。オンラインに参加する人々の増加につれ、表現の扱いはますます急がれる。」 https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=2382617
- フリーダム・ハウス「無料の公衆インターネットがない国は48」 https://freedomhouse.org/report/freedom-net/freedom-net-2016
すべてを含んだ知識社会の構築
- UNESCO「包括的な知の社会を育てる基本原理 - グローバルなインターネット上で情報と知識、表現の自由、プライバシー、倫理にアクセスする」 http://www.unesco.org/new/fileadmin/MULTIMEDIA/HQ/CI/CI/pdf/internet_draft_study.pdf
- CIPESA*「包括的知識社会の実現者を認識して」(*=アフリカにおける効果的かつ包括的なICT政策の推進) http://cipesa.org/2015/03/recognising-the-enablers-of-inclusive-knowledge-societies/
- Mozillaインターネット健全度レポート。デジタル・インクルージョンのセクションを参照してください。 https://d20x8vt12bnfa2.cloudfront.net/InternetHealthReport_v01.pdf
知識の生態ならびに教育の研究
教育
- 世界銀行 http://data.worldbank.org/topic/education
- UNESCO http://www.un.org/sustainabledevelopment/education
- ブルッキングス研究所「識字率は全体的に上昇するものの、世界の数十億の人々にとって中等教育以降へのアクセスは、手の届かないままであろう」 https://www.brookings.edu/research/why-wait-100-years-bridging-the-gap-in-global-education
- Inter-Agency Network for Education in Emergencies: Burns, M.、Lawrie, J. (編集)『最も求められる場所 - すべての教師に質の高い専門知識の開発』 (2015年) Inter-Agency Network for Education in Emergencies 発行 (アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク市)
- UNESCO: Miao、Mishra、McGreal『教育のオープンリソース - 政策、経費および変化』(2016年) UNESCO (フランス・パリ)
- UNESCO http://unesdoc.unesco.org/images/0021/002164/216451E.pdf
- ハーバード・ビジネス・レビュー https://hbr.org/2015/09/whos-benefiting-from-moocs-and-why