ユニバーサル行動規範/調整委員会/憲章/投票者の情報
セキュアポル(外部サイト SecurePoll)におけるユニバーサル行動規範調整委員会( U4C)の批准投票の期間は2024年1月19日から同年2月2日まででした。投票は締切済みです。投票してくださった皆さん、ありがとうございました。集計結果は賛成1249票、反対420票です。有権者69名は選択肢を選んでいません。近々、有権者統計とそのコメントの概要を公開する予定です。 |
ユニバーサル行動規範調整委員会(U4C)の書いた憲章の批准投票期間は、2024 年1月19日から同年2月2日23:59:59(UTC)まで、セキュア・ポル(Secure Poll)で受け付けました。U4C 憲章の採用を支持またはこれに反対し、その理由を共有する機会として、ウィキメディアのコミュニティに属するすべての有権者の皆さんに開かれたものです。憲章の批准により、この新委員会の規則と手順を確立します。U4C の目的と役務範囲の詳細は、こちらをご覧ください。投票手順と有権者の要件は、以下に詳細を説明します。
投票に関する情報は、あらかじめ投票のよくある質問に目を通してください。
投票の手順
有権者の要件は次のとおりです。
- U4Cの示した憲章 を確認します。
- 憲章の採択を支持するか反対するか決めます。反対の場合は、憲章のどこをどう変更するか投票の時に指摘を書き込んでください。
- 票を記録する方法としてSecurePoll の使い方を学びます。
- SecurePoll を開き、指示に従います。
- コミュニティの他の参加者に、投票を済ませたかどうか呼びかけましょう。
投票の主題は何?
2030年の戦略目標には重要な勧告の1つとしてユニバーサル行動規範(UCoC)とその施行ガイドラインを共同で作成して嫌がらせ行為を許さず、容認できる行動の基本線を運動全体に示すことがありました。
UCoCの施行ガイドライン(EG)は、2023年1月にウィキメディアンに批准され、2023年3月に理事会の承認を受けました。EG が設立を求める委員会はウィキメディアのプロジェクト全体にわたる UCoC の適用を調整します。これがうまく機能し、コミュニティの既存のグループやプロセスと連携するには、この新しい委員会に憲章が必要です。その憲章はU4C 設立委員会がボランティアで作成しました。
U4C 憲章とはどんなもの?
憲章の概論を参照します。
ユニバーサル行動規範調整委員会(以下U4C)の憲章草案は、U4Cの活動の指針となる方針と手順、プロセスの概要を示すものです。
草案の冒頭の節は委員会の組織について、当委員会の役務の目的と範囲、責任と資格、委員の選出プロセスなどを概要します。
以下の各節では、行動と忌避、委員会の活動の透明性と機密性に関して内部で期待される点を説明します。残りの各節はUCoCと施行ガイドラインを監視し評価し支援するプロセスを説明します。また合わせてU4Cとウィキメディア財団その他の運動の統治組織との関わり方や相互作用、UCoCおよび施行ガイドラインとともにコミュニティが用いるツールと研修の提供についても取り上げます。
この憲章は2023年9月にウィキメディアのコミュニティの検討を受け、コミュニティの懸念に基づいて改訂されました。
なぜ投票しなきゃならないの?
U4Cはコミュニティに既存の組織統治の構造とうまく連携すること、コミュニティの価値観を反映することが重要です。強健な憲章とは、コミュニティ群でUCoCをどのように適用されているか同委員会が追跡できるようにして、その施行に問題が発生した場合は解決に必要なツールを同委員会に提供する役に立ちます。
投票のしかた
まず、このセクションをお読みになって情報を学んでから、その後で SecurePoll にアクセスして投票体験をスムーズに進めてください。
投票用紙には投票に関する質問が示してあり、選択肢は「いいえ」と「はい」の2つが表示されます。
- 提案されたガイドラインに懸念がある場合、「コメント」欄にコメントを残してください。
- SecurePoll から、投票を記録したと通知が届きます。
- この選挙では再投票が可能です。前回の票は上書きされます。これは希望するだけ何度でも実施できます。
投票結果はどのように決まるのですか?
新委員会の選出に進むには、参加利用者の50%超の支持が必要です。現在、この運動には採決・否決の投票過程が準拠する慣例が単一ではありません(一方で一部のプロセスは過半数超(2/3)に類似する条件を採用、他方、単純な多数決(50% +1)を採用するプロセスがあり、さらにその他のプロセスでは数値による投票を完全に回避)。この過程では、現実世界の法域におけるほとんどの住民投票と一致させるため、単純な多数決を選択しました。
有権者には、どの要素をどんな理由で変更する必要があるかお尋ねします。投票の結果の過半数が「反対」票だった場合、UCoCプロジェクト チームは「反対」の投票者を匿名化して理由を公開します。U4C設立委員会の委員は投票プロセスで提起された懸念に基づき、憲章の改善を検討します。改訂版は公開して評価を受け、このプロセスと同様に2回目の投票にかけます。
ウィキメディア財団外部の人々は投票の精査と信憑性の検証に関与するでしょうか?
投票の結果は不正がないか、ウィキメディア運動の投票と検証プロセスを経験したことがあり、職員ではないウィキメディアンが精査します。投票の精査者は次のとおりです。
- Mykola7、スチュワード
- Superpes15、スチュワード
投票の要件
投票要件はウィキメディア理事会が設定します。ウィキメディアのアカウント登録し最低活動要件を満たす投稿者の全員、提携団体およびウィキメディア財団の職員および契約業者(2023年11月28日より前に雇用)およびウィキメディア財団理事の現職および前職は、提案された憲章に SecurePoll で投票する機会が与えられます。
編集者
ウィキメディアのウィキ上で所有する単一の登録アカウントから投票できます。アカウントをいくつ所有していても件数に関係なく、投票できるのは1票だけです。このアカウント1件が投票資格を得るには、次の要件を満たす必要があります。
- 複数のプロジェクトでブロックを受けていないこと。
- ボットではないこと。
- さらにウィキメディアのウィキ全体で2023年12月16日までに300回超の編集を行った。
- さらに2023年6月16日から2023年12月16日の間に20回超の編集を行った。
編集者の基本的な投票資格をすばやく確認するためには、投票資格確認ツールをお使いください。
開発者
開発者の有権者要件は以下のとおりです。
- ウィキメディアのサーバー管理者でシェルアクセス権を持つ。
- または2023年6月16日から同年12月16日の間に、Gerrit のウィキメディア・リポジトリ に対しマージ・コミットを1件以上、実施したことがある。
追加の基準:
- または2023年6月16日から同年12月16日の間にnonwmf-extensions または nonwmf-skins のいずれかのリポジトリに対し、マージ・コミットを1回以上、作成したことがある。
- または2023年6月16日から同年12月16日の間に、ウィキメディアのツール・リポジトリ(magnustools など)に対し、マージ・コミットを1回以上、作成したことがある。
- または、translationwiki.net で2023年12月16日以前に300回超の編集を実施し、なおかつ同年6月16日から同年12月16日の間に20回超の編集を実施した。
- またはウィキメディアのウィキ上のいずれかのツール、ボット、ユーザー・スクリプト、ガジェットまたは Lua モジュールの保守者もしくは投稿者である。
- またはウィキメディアに関連する技術開発の設計および/または評価過程に実質的な従事をしてきた。
注記:主な基準を満たしている場合は、すぐに投票できます。SecurePoll の技術的な制限により、追加の基準を満たす人は直接、投票できない場合があり、他の基準のいずれかを満たす必要があります。ご自分が追加の基準を満たしていると思われる場合は投票〆切日の遅くとも4日前までに、その理由を添えてucocproject@wikimedia.org宛にメールでご連絡願います。
ウィキメディア財団職員と契約者
ウィキメディア財団の職員と契約者は現職であり2023年11月28日時点で当財団の被雇用者であった場合に、投票資格があります。
ウィキメディア運動の提携団体職員と契約者
ウィキメディア提携団体、テーマ別組織もしくは利用者グループの現職職員の投票資格は、2023年11月28日時点で雇用者である組織の被雇用者であった場合に認められます。
ウィキメディア財団理事会の理事
ウィキメディア財団理事会の現職ならびに理事経験者には投票資格があります。
投票のよくある質問
- 有権者かどうか、どうすれば確認できますか? 編集者の皆さんは アカウント資格ツール(AccountEligibility) を使い、現在の選挙の有権者かどうか確認してください。グローバル・アカウント情報ページを見ると、編集回数と投稿履歴が詳しく書いてあります。
- どんな資格要件がありますか? これらは理事会選挙に使う要件と同じです。
- 有権者で投票できない場合 右のメッセージ「申し訳ありませんが、あなたはこの選挙で投票が認められた所定の利用者名簿に載っていません」が表示される場合 ログインしているかどうか、必ず確認してください。投票はメタウィキ経由のみですから、このリンクを押して投票開始のページに移動してください。 開発者やウィキメディア財団職員または理事の場合、特定の利用者名と名簿の照合に失敗した可能性があります。有権者名簿に追加するには、必ずucocproject@wikimedia.orgにご連絡願います。それでもまだ投票ができない場合で投票要件を満たしていると自認される場合は、恐れ入りますが選挙ページのトークページに書き込むか、ucocproject@wikimedia.org宛にご連絡願います。72時間以内にお返事をお送りする手順です。
- VoteWiki にログインできません。ログインしなくても投票できます。投票用紙が表示されれば、投票者として SecurePoll に正常に識別されています。VoteWikiはセキュリティ上の理由から、登録アカウント数に制限をかけています。
- 私の投票先を誰かに知られてしまいませんか? いいえ、投票は安全です。選挙は SecurePoll ソフトウェアを用いています。集めた票は秘匿されます。理事もウィキメディア財団職員も、誰もそれらを閲覧できません。選挙用の暗号化キーは、ウィキメディア財団の信頼安全チームの特定の職員が保持します。このキーを使うと、選挙は停止します。
- 有権者のデータは何を収集されますか? 選挙の監査と集計担当の少数の人のみ有権者に関する個人特定データの一部を閲覧できます。上記に発表した批准審査員名簿をご参照ください。対象にはIP アドレスとユーザー・エージェントが含まれます。これらデータは選挙から90日後に自動的に削除されます。
- このデータの使い道は? 今回の選挙に関する指標は、メタ上の選挙ページの結果と選挙の事後分析レポートにまとめます。個人特定情報は公開しません。これら個人特定情報は、個別の有権者数、有権者の世界的な分布の判断に用いる場合があります。
- 投票しても票を受信したと示す通知が表示されず、自動メッセージが出て投票はログインが必要と示すだけです。何かおかしいのでは? ご迷惑をおかけして申し訳ございません。votewiki にログインしなくても投票できますので、このエラーはキャッシュの問題の可能性があります。お手数をおかけしますが、SecurePoll の最初のページを開き、もう一度、投票をお試しください。すると「投票は中央 Wiki で行われます。下のボタンをクリックして移動してください」という意味のメッセージが表示されるはずです。ボタンをクリックして投票サーバに移動すると、投票が可能になります。別件ですが、システムは古い票を新しい票に置き換えるだけで、最終の票以外はすべて破棄されます。投票手順が完了すると、画面に票を受け取ったと表示します。この画面を保存すると、投票した証拠に使えます。
- 投票システムをどのように保護して、1人2票以上を入れないようにしていますか? システムは利用者1名ごとに1票のみ保存します。投票先は自由に何度でも割り当てたり変更したりできます。システムは古い票を新しい票に置き換えるだけで、最終の票以外はすべて破棄されます。
- 職員は特定の投票先に票を入れるように強制または奨励されていますか? いいえ、ウィキメディア財団および提携団体の職員に特定の投票先に票を入れるように推奨していません。私たちは皆さんに自主的な投票を奨励しています。憲章を有効にするには、正直な意見を集めて改善が必要な領域があるかどうかを検出することが必要です。
- 信頼安全チームは投票結果に偏見を持っているのでは? 信頼安全部門には3チームがあり、それぞれ方針※1、偽情報※2、運営※3を担当します。方針チームはUCoCを推進します。方針チームは利用者の行為の調査は関与しません。運営チームが現状で偏っている、あるいは今後偏るとは考えられませんが、まさに不注意に起因する偏りを避けるため、方針チームと機能を意図的に分離しました。方針チームが受ける評価は、この共同作成された文書が最初の投票で承認されるかどうか、またはさらに開発が必要かどうかによって左右されません。ただし、同チームはコミュニティとうまく連携しているかどうかによって評価されます。これは協力的なアプローチの開発を介して、コミュニティの役に立ち機能するUCoCを施行することを意味します。その責任を可能な限り果たすことを、私たちは目指します。("※":1=Policy。2=Operations。3=Disinformation。)
- ここに載っていない質問 技術的なエラーや投票システムのエラーの通報は、ucocproject@wikimedia.orgにメールでご連絡ください。皆さんが投票に使おうとしたが問題があった利用者名、どのプロジェクトに投票しようとしたか、明示してください。プロジェクト・チームから、できるだけ速やかにメールにて返信するよう努めます。