ユニバーサル行動規範/施行ガイドライン/投票者向けの情報
このpageは歴史的な関心の対象として保持されています。文中では、既に廃止された方針が言及されていることがあります。 For information about the second ratification vote of the Enforcement Guidelines on January 2023, please visit this page. |
2022年3月7日から2022年3月21日まで、SecurePoll(セキュアポル)を使用し、ユニバーサル行動規範(Universal Code of Conduct 以下、略号UCoC)の施行ガイドラインを批准するための投票が予定されています。ウィキメディアコミュニティ内の有権者の皆さんは、施行ガイドラインの採択に賛成か反対か、またその理由を共有する機会があります。施行ガイドラインの批准は、UCoCの施行経路と手続きを確立するために必要です。投票方法と有権者についての詳細は、以下をご覧ください。
The vote is closed and the results have been published. The proposal is approved.
有権者 よくある質問もご覧ください。
投票を呼びかけるボランティアを募集しています
投票の手順
投票資格がある場合:
- ユニバーサル行動規範のための施行ガイドラインを精読してください。
- 施行ガイドラインの採択に賛成か反対かを決めてください。ガイドラインに反対する場合は、ガイドラインをどのように変更すべきかを記入し、票に添えます。
- SecurePoll(セキュアポル)で自分の投票を記録する方法。
- セキュアポルの投票ページを開き指示にしたがってください。
- コミュニティの他の皆さんにも投票を呼びかけましょう!
何について投票するのですか?
ウィキメディア財団理事会は、理事会自体のUCoC批准に続くUCoC 施行ガイドライン案に対するコミュニティの投票を支持します。理事会はまた裁定委員会の共同書簡による表明に加えボランティア役務者や提携団体加盟者、草稿委員会からの聞き取りによりその投票が支持されたと認識しています。
2030年戦略目標の重要な勧告のひとつにUCoCを共同で作成し、嫌がらせなどを許さない、許容できる行動のグローバルな基準値を運動全体に示すことが挙げてあります。
ユニバーサル行動規範/施行ガイドライン
このガイドラインは、ユニバーサル行動規範(Universal Code of Conduct、略号UCoC)を施行するためにあります。この規範は、理事会が批准しましたが、コミュニティの了承は得ていません。規範には、ユニバーサル行動規範違反に対処するため防止と検知と調査のそれぞれの行動、その他の対処行動が含まれます。施行の最初の主体はそれぞれの役割に応じた役務者です。オンラインおよびオフラインのウィキメディアのプロジェクト群とイベント、第三者プラットフォームで主催される関連空間などにおいて、役務者はそれぞれの役割に応じ、これまでと同様ボランティアとして対処します。ローカルで対処できない場合についても組織的かつ適時に、ウィキメディア運動全体にわたって一貫して行われる予定です。
UCoC施行ガイドラインは二つの部分から成ります。
- 防止措置
- UCoCの認知度を上げること、UCoC研修を勧めること、など。
- 対応措置
- 申請手続きの詳細、報告された違反の処理、報告された違反行為に対処するリソースの提供、違反行為に対する施行措置の指定、ほか。
どうして投票すべき?
UCoC施行ガイドラインの批准は、UCoC施行の道のりや手順、行動を最終的に決定するため必要です。施行ガイドラインの批准投票は、コミュニティが支持するかどうか、現状の案への懸念を集めることが目的です。賛否にかかわらず、みなさんの声を投票によって届けることが目的です。「反対」の場合、懸念のある部分を、理由を添えてご指摘ください。
投票に際して次の点が最も重要です。
- 日本語ウィキメディア・プロジェクトの見解をグローバルな投票に反映させてください。
投票方法
SecurePollに行く前に、この節をよく読んでください。事前に手順がわかるとスムーズに投票ができます。
- 「コメント」欄に、提案されたガイドラインについてご懸念ならどんな点でもご記入ください。
- SecurePoll からその後、皆さんの票が記録されたと表示します。
- 再投票ができます。前回の投票を上書きします。何度でも再投票できます。
集票結果の確定は?
理事会批准に進むには、参加利用者の50%超の支持が必要です。現在のところウィキメディア運動が投票で受諾/拒絶を決める際に従う手順※1は1種類に限定していません(圧倒的多数※2の3分の2近辺を採用したり、単純過半数※3の50%超、あるいは数字による集計を採用しない場合もあります。)今回の手順では実社会の法域※4(訳注:国や地域)における大多数の住民投票※5と揃えるため、単純多数決が採用されました。
投票者は、どこを変更する必要があるのか、またその理由を尋ねられます。投票により「反対」票が多数となった場合、UCoCプロジェクトチームは反対票に添えられた理由を匿名化して公開し、概要の報告書を作成します。UCoCの1次2次の起草・草稿委員会の委員は改訂委員会を結成する要請を受け、このグループは投票プロセスで提起された懸念に基づいたガイドラインの改善を検討します。ここで述べている手続きと同様に、改訂版は公開され査読され、2回目の投票を行う予定です。(※:1=practice。2=supermajority。3=simple majority。4=jurisdictions。5=referendums。)
投票が真正であることを確証するため、ウィキメディア財団外部の人を関与させるのですか?
投票結果は、運動における投票と検証手続きの経験があり非職員のウィキメディアンによって、不正※1がないかどうか精査※2されます。投票精査者は以下のとおりです。(※:1=irregularities。2=scrutinized。小見出しよりscrutinizing、 authenticity)
- Sj - 元理事、スチュワード経験者
- User:Tks4Fish - 現職スチュワード、ポルトガル語版ウィキペディアの管理者兼チェックユーザー兼オーバーサイト
- Matanya - 現職スチュワード、ヘブライ語版ウィキペディアおよびコモンズの管理者、Small Wiki Monitoring teamメンバー
- TheresNoTime - 現職スチュワード、英語版ウィキペディアの管理者兼チェックユーザー兼オーバーサイト、メタの管理者
投票資格
投票資格はウィキメディア理事会により設定されています。最低限の活動要件を満たす登録ウィキメディア貢献者の全員、提携団体およびウィキメディア財団の職員と契約者(2022年1月17日より前から被雇用者)、現・元ウィキメディア財団理事には、セキュアポル SecurePoll 経由で施行ガイドライン案について投票する機会を設ける予定です。
編集者
皆さんは、ウィキメディアのウィキで登録済みアカウントのうちいずれか1件から投票できます。所有しているアカウントがいくつあろうと、投票できるのは1票だけです。有権者は、当該のアカウントが次の条件を満たす必要があります。
- 複数のプロジェクトでブロックを受けていないこと。
- かつボットではないこと。
- かつ2022年2月7日以前にウィキメディアの全てのウィキの編集回数実績が総計300回を上回ること。
- かつ2021年8月7日から2022年2月7日の間の編集回数が20回を上回ること。
編集者の基本的な投票資格を迅速に確認できるAccountEligibility toolをお使いください。
開発者
開発者が有権者かどうか要件は以下のとおりです。
- シェルアクセスを有するウィキメディアのサーバー管理者
- または2021年8月7日から2022年2月7日の間にいずれかのGerritで運用されるWikimediaレポジトリに1回以上マージ済みコミットを実施した場合。
附則は以下のとおりです。
- または2021年8月7日から2022年2月7日の間に 財団公式以外の拡張機能もしくは財団公式以外の外装のいずれかを対象に1回以上マージ済みコミットを実施した場合。
- または2021年8月7日から2022年2月7日の間にいずれかのウィキメディアレポ (マグナスツールなど) に1回以上コミットを実施した場合。
- もしくはtranslatewiki.netにおいて2022年2月7日より前に300回以上、かつ2021年8月7日から2022年2月7日までの間に20回以上、編集を行った場合。
- もしくはウィキメディアのウィキ群におけるいずれかのツール、ボット、ユーザースクリプト、ガジェット、Lua モジュールの管理者/貢献者である場合。
- もしくはウィキメディアに関連する技術開発において設計および/または審査過程に実質的に関与してきた場合。
注記:主な規準を満たす皆さんは、すぐに投票できます。SecurePoll の技術的な制約により、附則の規定に該当する皆さんは直接の投票ができない可能性があり、その他の規準を満たす場合はこの限りではありません。もし皆さんが附則の規準に該当すると思われる場合は、投票期間の最終日からさかのぼって少なくとも4日前までに直接投票が妥当と思われる理由をご記入の上 ucocproject@wikimedia.org宛にメールでご連絡ください。
ウィキメディア財団職員と契約者
現職のウィキメディア財団職員と契約職員は、2022年1月17日付で財団と雇用関係がある場合、投票権を認められます。
ウィキメディア運動の提携団体職員と契約者
現行のウィキメディア国・地域別協会、テーマ別組織または利用者グループ の職員と契約職員は、それぞれの所属機関と2022年1月17日付で雇用関係にある場合、投票権を認められます。
ウィキメディア財団理事会の理事
ウィキメディア財団理事会の現職理事または理事経験者には投票資格があります。
投票に関するよくある質問
- どうすれば投票資格を確認できますか?
編集者は、AccountEligibility tool を利用して今回の選挙で有権者かどうか確認できます。編集回数と投稿履歴の詳細を確認するには、グローバルアカウント情報ページをご参照ください。 - 投票資格の要件はどのようなものですか?
ウィキメディア財団理事会は選挙開始前に、資格要件を設定しました。これら要件は理事会選挙に用いたものと同じです。 - 有資格にも関わらず投票できない場合
次のメッセージが表示される場合があります。「Sorry, you are not in the predetermined list of users authorized to vote in this election.」(申し訳ありませんが、この選挙の所定の有権者名簿にあなたの利用者名が載っていません。)解決方法ログインしているか確認する
Meta-wikiから投票していることをご確認ください。このリンクから投票開始ページに移動することができます。
皆さんが開発者、財団職員もしくは財団諮問委員会の一員の場合に、選挙管理委員会が特定の利用者名と皆さんを関連づけることができなかった可能性があります。有権者名簿に加えるよう、ucocproject@wikimedia.org にご連絡をお願いします。
選挙資格はあるはずなのにどうしても投票できない場合には、選挙トークページにメッセージを残すか、選挙管理委員会(ucocproject@wikimedia.org)までご連絡ください。72時間以内に回答いたします。
- 投票ウィキにログインできません
投票のために投票ウィキにログインする必要はありません。投票用ページが表示される利用者は、セキュアポル SecurePoll に きちんと認証されています。セキュリティー上の理由から、投票ウィキには限定数のアカウントしか登録してありません。 - 私が誰に投票したか、他の人にわかりますか?
いいえ。投票の秘密は守られます。この選挙はセキュアポル(SecurePoll)というソフトウェアを使用します。選挙管理委員も理事もウィキメディア財団職員も、皆さんの投票内容にアクセスできません。ウィキメディア財団の信頼安全チーム※担当者が選挙の暗号鍵を保持しています。暗号鍵が有効化されるとただちに選挙が停止します。(※=Trust & Safety team) - 投票者について、どんなデータが収集されますか?
投票者の個人特定データの一部は、選挙を監査・集計する一部の人にのみ表示されます。投票精査者は前述をご参照ください。
これには、IPアドレスとユーザーエージェントが含まれます。このデータは、選挙から90日後に自動的に削除されます。
- このデータはどんな用途に用いられますか?
今回の選挙に関する指標は、Meta上の選挙ページ結果や選挙後の分析レポートにまとめる予定です。個人特定情報は掲載されません。この個人特定情報は、有権者※の人数や有権者の世界的な分布を把握するため使うことがあります。(※=independent voters ) 投票しても、投票が行われたことが確認できず、「投票するにはログインが必要です」という自動メッセージが表示されます。どうしてでしょうか?
votewikiにログインしなくても投票できます。このエラーはキャッシュの問題であると思われます。ご面倒をおかけして申し訳ありませんが、再度、m:Special:SecurePoll/vote/391で投票をし直してください。
すると次のメッセージが表示されます。「投票は中央のウィキで実施されます。移動するには以下のボタンをクリックしてください。」クリックすると投票サーバーに遷移し、投票ができるようになります。また留意点として投票先は指定や変更が何度でも可能です。利用者1名に1票のみ記録され、つまりシステムは単に以前の票(複数回)を最新の1票で上書きし、以前の票は(どれも)破棄されます。
投票の手順を完了すると、ご自分の画面に受領通知が表示され、これを投票証明として保存しておくことが認められます。
- 複数票を投じようとする利用者にシステムはどんな安全対策をしますか?
システムに記録されるのは、利用者1名につき1票のみです。投票先の設定や変更は何度でも行えます。システム上は元の票(複数回)を単に新しいものと置換するのみで、以前の(どの)票も全て破棄されます。 - 職員には特定の方向で票を投じるように強要もしくは奨励していますか?
いいえ、ウィキメディア財団職員ならびに提携団体職員には特定の方向に投票するよう奨励されていません。私たちは、各人が自主的に投票するよう奨励しています。行動規範施行ガイドラインに実効性を持たせるため私たちは正直な回答を求めており、改良が必要な領域の有無を教えてください。 - 信頼安全チームに偏向があり、投票の結果に影響するのではありませんか?
信頼安全チームには3つの担当すなわち方針、偽情報、運用※1があります。UCoC の進行役は方針チームです。方針チームは利用者行動の精査に関与しません。運用チームが現実に、あるいは将来的に偏向するとは信じられませんが、これら機能の分離の意図するところはまさに故意でない※2偏向を防ぐためです。方針チームはこの協働によって作成された文書が初回に承認されるか否か、その後の開発が必要か否かによって評価されることはありません。しかしながら当該チームはコミュニティと良好に働いたかどうかで評価されます。これはつまりコミュニティにおいて機能するよう、UCoC施行の協働の取り組みを開発するという意味です。私たちの目標は可能な限りその責務を果たすことにあります。(※1=Policy, Disinformation, and Operations。2=inadvertent。) - ここに書かれていない質問
技術的エラーや投票システムのエラーについては、 ucocproject@wikimedia.org にメールしてください。投票者として使った利用者名と、投票できなかったプロジェクト名を明記してください。プロジェクトチームより可及的速やかに皆さんのメールに返信します。