公開プロキシの規制
方針
公衆利用可能なプロキシ(有料のプロキシを含む)は随時、任意の期間、投稿ブロックされることがあります。これは正当な利用者に影響を与える可能性がありますが、そういった利用者は意図した対象ではなく、投稿ブロックされるまでは自由にそのプロキシを使うことができます。一方、Torによる編集は自動的に規制されます。なお、公開プロキシや匿名プロキシを介してMetaやその他のウィキメディアプロジェクトを閲覧することに制限はありません。
実際、永続的でないプロキシを使う非静的な IPアドレスやホストは、ふつうは短期間だけブロックされるべきです。なぜなら、そういった IP アドレスはやがて変動するか動的に再割り当てされるためです。あるいはその公開プロキシが終了するかも知れません。将来プロキシ利用が終了した時には、IP アドレスのブロックは解除されるべきです。
例外
編集者はIPブロック適用除外フラグにより、公開プロキシを通した編集の許可を受けることができます。このフラグはローカルプロジェクトの管理者およびグローバルのスチュワードによって与えられます。
しかしながら、多くの利用者はブラウザのデフォルト設定が原因で無意識のうちに公開プロキシを通してアクセスすることが知られています。IPブロック適用除外(時間がかかるかもしれず、許可されることが保証されているわけではありません)を申請する前に、ブラウザのインターネット接続設定を確認し、プロキシでアクセスしないよう変更することをお勧めします。
グローバルにおける例外と抗議
あなたのIPアドレスがすべてのウィキで投稿ブロックされ[1]、これが手違いによるものだと思う場合、あるいは正当な理由でTor/proxiesを使用する必要があるにもかかわらず使用できない[2]場合は、スチュワードに連絡することができます。スチュワードはグローバルブロックを解除したり、適用除外を許可することができます。
- 推奨される方法はUnblock Ticket Request Systemを使用することです。
- その代わり、内密にstewardswikimedia.org(直接連絡フォーム)にメールを送ることもできます。どんな言語でも使用可能です。我々は最善を尽くします。次の事項を含めてください:
- もしメタウィキリクエストページを編集可能で、あなたのIP(グローバルブロックの場合)やプライバシーを望む理由(Tor使用の場合)を共有することを気にしないのであれば、そのページを使うことも可能です。グローバルブロックはメタウィキには適用されません。
現在もあなたのIPが公開プロキシなのであれば、ブロック解除されることはありません。あなたが公開プロキシを悪用しないと考えられる正当な理由が提出されれば、例外が認められる可能性が高くなります。顕著なケースとしては、中国のグレートファイアウォールによってブロックされた利用者や、過去に多大な貢献をしたアカウントといった例があります。
Torの例外適用が認められ、あなたがアカウントをまだ持っていない場合、スチュワードはあなたのためにアカウントを作成し、あなたは自身のメールアドレス宛に一時的なパスワードを受け取るでしょう。
ユーザーのトークページでは、ローカルのブロック解除リクエストをしないでください。これらはローカルブロック向けに予約されています。ローカルの管理者はグローバルブロックを削除できないため、一般の手順を繰り返すだけになります。
ローカルにおける例外
もし、あなたが多数のウィキではなく、一つないし少数のウィキを編集することに興味があれば、ローカルな例外適用を申請したいと思うかもしれません。適用除外を許可する方針を定めているプロジェクトを例として記載します。
- メタ・ウィキ
- 英語版ウィキブックス (ウィキブックス英語版ではローカルの管理者に連絡するか、b:en:WB:AAに書き込んでください)
- 英語版ウィキペディア
- フランス語版ウィキペディア
- 中国語版ウィキペディア (e-メールを用いて依頼するためには、このページにある説明に従ってください。)
- 日本語版ウィキペディア
その他のプロジェクトについては、各々の方針を確認するか、ローカルの管理者に連絡してください。
根拠
プロキシサービスは、編集者のインターネット接続を変更し、直接ウィキメディアプロジェクトに接続する代わりに、プロキシプロバイダーのサービスを通じて接続を転送します。
Metaは世界中の人が貢献することを奨励しますが、このようなプロキシはしばしば悪用されます。MediaWiki(ウィキのソフトウェア)は悪用に対する管理者の介入をIPアドレスに依存しているため、公開プロキシを使用する利用者は管理者を完全に出し抜くことができます。スクリプトや未承認のボット の使用で悪意のある利用者が矢継ぎ早にIPアドレスを変更することが可能になり、無力となった管理者には止めることのできない絶え間ない混乱を引き起こします。そのような攻撃がウィキメディアプロジェクトで数回発生し、深刻な混乱を招き、それがなければ他の問題に対処するだろう管理者の時間を占めてしまいました。
この方針は、自らの住む場所での検閲を回避するために公開プロキシを使わなければならない編集者にとっては困難を引き起こすことが知られています。よく知られている例は中華人民共和国の政府で、中国政府はしばしば中国の人々がウィキペディアを読んだり編集したりするのを阻止しようとしています。
注記
関連項目
- オープンプロキシによる不当なブロック
- グローバルブロック
- ブロックされた場合のヘルプ
- Diffでの記事(2022年12月)
- オープンプロキシについてのウィキプロジェクト (obsolete)
- Torによる編集 (obsolete)
- Torを使う利用者へのアドバイス
- オリジナルの議論