ウィキメディア財団 年次計画/2025-2026/財務モデル
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年間計画草案はメタに追加され、言語間で翻訳されるプロセスにあります。 |
このページは草稿段階の2025–2026予算年度の年次計画の一部として、ただいま作成中です。 製品・技術系の次の予算年度における優先事項を形づくるため、目標と主な成果に関するフィードバックを皆さんから受け付けています。 |
ウィキメディアの財務モデルは複数年にわたる戦略計画の中心的なテーマです。これは資金調達、財務管理、そして将来の世代のためにこの使命を守り発展させるための多様な収入源の拡大への取り組みにおける優先事項に関係しています。
歳入戦略
長年にわたりWikipediaとウィキメディア・プロジェクトは私たちの使命に賛同してくださる日々何百万人もの閲覧者のおかげで無料で誰でもアクセス可能となっています。他の多くの主要ウェブサイトとは異なり、私たちは広告に頼っていません。ウィキメディア運動はフリーな知識を信じる人々によって支えられた草の根の資金調達モデルを採用しています。
このアプローチはウィキメディアの財務の安定性を維持し、重要なインフラへの共同資金提供、グローバルコミュニティの支援、そして知識共有のための新たな方法への投資を可能にしてきました。しかしながら上述の傾向はインターネットが様々な形で変化しつつあることも背景としています。人々のコンテンツ検索方法や消費方法は変化しており、Wikipedia.orgのようなウェブサイトへのアクセスは、もはやオンラインで情報にアクセスし共有する唯一の手段ではありません。そのためコアな閲覧者ベースの資金調達モデルを改良し拡大していく必要があります。
閲覧者による寄付はウィキメディアの資金提供の支柱であり続けますが、他の収入源を拡大するための活動もあります。 主要な取り組みは:
- 成長するウィキメディア・エンタープライズ、すなわちウィキメディアのコンテンツを商業的に再利用することでプロジェクトの持続に貢献できるようにします。
- 継続的な寄付を増やすことで支援者からの長期的なコミットメントを促進します。
- より高いレベルでの寄付を拡大、より多額の寄付をしてくださる寄付者との関係を強化します。
- 計画寄付をさらに発展させ寄付者が生涯にわたり寄付をする手段や遺贈の機会を選択可能にします。
- 新しいチャネルの探索、より幅広い視聴者とつながるためのダイレクトメール、SMS、その他のエンゲージメント戦略などです。
- ウィキメディア・エンダウメントの拡大継続、すなわち直接寄付、計画的寄付、長期投資を通じてウィキメディアの財政的将来を確保します。
現在のモデリングでは、2025-2026年の歳入成長率は約6%、その後2年間は±5%と予測されています。過去数年と比較すると、この緩やかな成長を実現するには主要投資分野における優先順位とトレードオフ、そして持続可能性への注力に引き続き注力していく必要があります。