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ウィキメディア財団選挙/2022年

From Meta, a Wikimedia project coordination wiki
This page is a translated version of the page Wikimedia Foundation elections/2022 and the translation is 100% complete.

2022年の理事選挙では、ウィキメディア財団理事会に勤めるコミュニティおよび提携団体の候補者が2名選出されました。このページでは2022年理事選挙のまとめを示します。

選ばれた候補者は:

各ラウンドの単記移譲式投票の結果も含めて、全結果を見ることもできます

選挙の詳細

ウィキメディア財団理事会は、ウィキメディア財団の事業を監督します。その理事はコミュニティ出身者と財団の指名者で構成します。各理事の任期は3年です。今年の選出過程には変更があります。全候補者について、提携団体が、団体ごとに一票の割り当てで、候補者を絞ります。(訳注:予備選挙)選ばれた候補者は候補者名簿に登録され、コミュニティの各利用者のうち有権者が投票します。その結果、上位2名が理事会に参加することになります。

期待される技能と実績

ウィキメディアはグローバルな運動であり、理事会はより広範なコミュニティから候補者を募っています。その理想とはウィキメディアの使命に同調し思慮深く、コミュニティを第一に考える候補者です。

理事会としてはこれまで届かなかった※1上に私たちの運動にとって欠かすことのできない展望と声を見つけたい所存です。過去から現在まで内在してきた代表性※2の格差を埋め、理事会は特に次の地域で経験のある候補者の応募をお待ちしています。アフリカ、南アジアと東南アジアと大洋州、ラテンアメリカとカリブ海地域。期待される地域における経験とは必須条件ではないものの、特典の要素になります。義務的ではない代わり、これらは重要な特質であり理事会として皆さんどなたにもご配慮をお願いします。(※:1=underrepresented。2=representation。)

理事会は、優先順位の低い地域出身の候補者が、優先順位の高い地域出身であっても公平性の考慮に詳しくない候補者よりも、多様性に関するより良いレンズを備えている可能性を理解しています。候補者は、ご自身の経験に照らし、多様性、公平性、包括性をいかに促進するかを表明してください。

能力

理事会が提示し、新理事が備えていると望まれる実績の分野は以下のとおりです。

  1. 組織戦略と運営
  2. 企業レベルのプラットフォーム技術と製品の開発
  3. 公共政策と法律
  4. ソーシャルデータ科学、ビッグデータ解析、機械学習

この選挙の各候補者について、望まれる点、実績と技能は、立候補の方法のページをご参照ください。

コミュニティによる投票

コミュニティ参加者の皆さんには、提携団体が作成した候補者名簿の6名から2名を選ぶチャンスがあります。本年はSecurePoll(セキュアポル)というアプリを使い、単記移譲式投票を採用します。

コミュニティ参加者の皆さんから、2021年の候補者から選ぶのが難しかったとの声が寄せられました。候補者数がかなり多かったからです。コミュニティの皆さんが選ぶ過程を支援するため、選挙コンパス(投票アドバイスツール)を開発予定です。選挙コンパスは運動憲章起草委員会の選挙過程に用いた支援ツールと類似のものを想定します。

日程表

April 2022
  • 財団は選挙の日程と手順について発表。
  • 選挙管理委員会と戦略・組織統治チームは、提携団体と協力して監査委員会の定義に着手。
2022年4月下旬 - 5月初旬
  • 候補者の募集
  • 選挙管理委員会と信頼・安全部は有効な候補者を発表。
2022年4月下旬 - 5月初旬
  • 提携団体に監査員会の委員推薦を募集。
2022年5月中旬 - 6月初旬
  • 監査委員会が候補者を査定。
June 10, 2022 – June 17, 2022
  • 提携団体の代表者が候補者に質問を提案し、運動戦略フォーラムのプライベートカテゴリで質問に賛成票を投じます。
June 18, 2022 – June 24, 2022
  • 候補者が自分で質問に答える時間
6月下旬
  • 解析委員会の評価は提携団体の代表者と電子メールを用いて共有されます。
June 24, 2022 – June 30, 2022
  • 運動戦略フォーラムのプライベートカテゴリは公表されていて、候補者は回答を投稿できます。
July 1, 2022 – July 15, 2022
  • 提携団体が候補者名簿に対して投票する期間。
7月中旬
  • 候補者名簿の公表
  • 解析委員会の評価はウィキ上で投稿される予定です。
2022年7月中旬 - 8月初旬
7月中旬 - 8月中旬
  • コミュニティの質問に答える候補者のコミュニティビデオを含める運動期間。
August 19, 2022
August 23, 2022 – September 6, 2022
  • コミュニティの投票期間
  • 選挙コンパスを公開
September 6, 2022 – September 21, 2022
  • 選挙管理委員会による票の精査と確認
October 2022
  • 理事が決定

提携団体の関与


この選挙に提携団体が投票するのは7月で、全候補者から6名を選びました。それぞれの提携団体には1票ずつ認められました。この選考にはSTV単記移譲式投票方式を採用しました。提携団体はそれぞれが選んだ候補者について協議をする義務を負いました。候補者は得票率により順位づけされました。

提携団体の代表者は候補者に答えてもらう質問をすることができました。6月24日に始まった候補者による回答

この選出過程を補佐するため、監査委員会を組織しました。

監査委員会

提携団体への地域での呼びかけと支援するファシリテーターについて詳細は 監査委員会設置のための提携団体への呼びかけをご覧ください。

監査委員会は4月下旬から5月にかけて、提携団体から選出しました。同委員会は提携団体出身の委員9名で構成され(国・地域別協会、利用者グループ、テーマ別グループの総体)、その適用範囲は運動全般の各地域としました。詳細は次のとおりです。

  • ヨーロッパ中部と東部 (CEE):
  • 東アジア、東南アジアならびに太平洋地域 (ESEAP):
  • サハラ以南のアフリカ:
  • ラテンアメリカ諸国 (LATAM) ならびにカリブ海地域:
  • 中東と北アフリカ(MENA):
  • 北アメリカ(アメリカ合衆国、カナダ):
  • ヨーロッパ北部と西部:
  • 南アジア:
  • 加えて、テーマ別提携団体の代表1名。

北欧と西欧、南アジアからの代表者はいませんでした。

監査委員会の選定過程は提携団体が定義するものとし、必要に応じて選挙管理委員会ならびに運動戦略・組織統治チームが補佐しました。

監査委員会は理事会が示した評価基準に従い、技能と多様性、公平性と包括性の尺度から候補者を評価しました。同委員会は候補者が所信表明で示した声明に基づいて評価しました。同委員会の評価は、金銀銅の枠組みで実施しました。この評価法は票を投じようとする提携団体に対しインプットとして伝えました。候補者各人の評価の詳細は、公表しません。

提携団体の選挙過程を経て選ばれた候補者6名は、候補者各人の得票率を公表してコミュニティの投票に寄与しました。この過程には有益な情報の共有と、候補者の不要な露出予防をバランスさせる趣旨がありました。

選定された委員会メンバー

解析委員会のメンバー
地域 代表者
ヨーロッパ中部と東部 (CEE): Mehman97 (talk meta edits global user summary CA)
東アジア、東南アジアならびに太平洋地域 (ESEAP) GDHFang (talk meta edits global user summary CA)
サハラ以南アフリカ Dnshitobu (talk meta edits global user summary CA)
ラテンアメリカとカリブ海地域 Superzerocool (talk meta edits global user summary CA)
中東と北アフリカ علاء (talk meta edits global user summary CA)
北アメリカ Megs (talk meta edits global user summary CA)
ヨーロッパ北部と西部
南アジア地域協力連合(南アジア)
テーマ別提携団体 Joalpe (talk meta edits global user summary CA)

過程

解析委員会は5月下旬から6月中旬にかけて活動しました。会議や、過程については解析委員会での議論で見ることができます。

理事会選考作業部会と選挙委員会は、解析委員会が候補者を評価するための一連の評価基準を作成しました。 解析委員会のメンバーは、候補者を個別に評価しました。 このプロセスをサポートした運動戦略とガバナンスのファシリテーターの2人だけが、これらの個々のスコアにアクセスできました。

関連項目