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Training modules/Dealing with online harassment/slides/investigating-reports/ja

From Meta, a Wikimedia project coordination wiki
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オフ・ウィキの嫌がらせ行為: 通報が正しいかどうか評価するには

オフ・ウィキの嫌がらせ行為に関する苦情を受けたとき、通報者から見て誰が加害者かまで通報の内容に含まれているかどうかは分かりません。もしそのような主張が含まれていた場合、可能であればそれを確認することが最優先事項です。名指しされたウィキペディアの利用者は、オフ・ウィキの嫌がらせを行った人と確かに同じ人物でしょうか。被害を受けた利用者の判断に頼ることはできないかもしれません。悪質な第三者が、嫌がらせの被害者になりすましたり、あるいは加害者だと疑わせようとする可能性もあれば、私たちの嫌がらせ対策を悪用し、自分が敵視する人物を陥れようとしていることも考えられるのです。

嫌がらせをする者の身元の確認は簡単ではないでしょうし、そもそも不可能かもしれません。確認作業に取りかかるために必要な証拠の量と種類は、対策チームまたはコミュニティの責任で決めてください。大前提としてウィキは法廷ではありません。また対策チームとあなたに託された権限は、コミュニティからあなたたちに示された信頼の印であり、正しい決断を任されているのだと、つねに思い出してください。

嫌がらせの加害者の身元の証明をする方法の例を挙げます。

  • オフ・ウィキとオン・ウィキで関心や文体を比べる。嫌がらせの加害者と、疑いをかけられた利用者は同一人物かどうか
  • 検索エンジンを利用して調査。そのサイトのオフウィキで嫌がらせをした犯人の利用者名とウィキペディアのアカウントの詳細に結びつきがあるかどうか
  • ウィキペディアで名乗った利用者名Aをオン・ウィキのどこか他の場所で使い、2番目のアカウントBも自分のものだと言ったことがあるかどうか。(ただし2番目のアカウントBをオフ・ウィキで使って、実はウィキペディアの利用者Aは自分だと名乗ってもAとBが結びついたとは証明できない)。

嫌がらせをした人が部外者なら、対策チームが身元証明の情報を要求する方法に次のものがあります。

  • オフ・ウィキのサイトの安心安全部門に支援を求める
  • 加害者のISP (インターネット接続業者) がわかった場合、苦情を申し立てる
  • 状況が極端であるなら、法的代理人によって加害者に関する情報を請求できます

状況にかかわらず、嫌がらせをした者が誰か捜すことは、誰かをつけまわすこととは違うのだと認識しなければいけません。 加害者の個人情報を実際に調べだす必要はごくまれにしかありません。ほとんどの場合、あるアカウントと別のアカウントのリンクを探す程度で済みます。 身元の証明を求める場合であっても、必要最低限の調査を越えた情報探しは禁じられています。また、入手した情報の保存方法は、あなたの責任で慎重に考えなければいけないのです。