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グローバル巻き戻し者

From Meta, a Wikimedia project coordination wiki
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このページでは、グローバル巻き戻し権限の使用や、グローバル利用者グループ「グローバル巻き戻し者」に割り当てられたその他の利用者権限に関連した、規範やガイドラインの概要を述べています。

グローバル巻き戻し (Global rollback) は、信頼できる利用者に対してスチュワード により付与される利用者グループ であり、すべてのウィキメディアプロジェクト上で荒らしや悪戯などの非生産的編集を、簡単に巻き戻し(ロールバック; rollback)できる機能です。

グローバル巻き戻し者になる利用者は、複数のプロジェクトで荒らしやスパムに対して活動しており (例えば小規模ウィキ監視チーム のアクティブなメンバーとして活動しているなど)、多くのプロジェクトで差し戻しをたくさん行っている必要があります。そのような利用者はSteward requests/Global permissionsにおいて、その実績を明示し、グローバル巻き戻し者の付与を求めることができます。

過去2年間ウィキメディアプロジェクトで活動記録の無いグローバル巻き戻し者の権限はアクティブでないとして除去する必要があります。

ガイドライン

巻き戻しの使用は、各プロジェクトに方針がある場合にはまずそれに従います。

グローバル巻き戻し者は、既存のローカルポリシーを熟知し、それに準拠している必要があります。グローバル利用者権限を乱用した場合、グローバル権限ポリシーに従い、その権利を直ちに剥奪されることになります。

巻き戻しはワンクリックで、あるページの、ある利用者の最後の編集を取り消すことができる機能です。このツールの第一義は、悪意のある編集を簡単に差し戻すことです。機能的にはどのような編集内容に対しても利用できますが、正当な編集に対して用いてしまうと、差し戻された利用者を攻撃することにもなります。利用者は正当な編集や不確かな編集に対してはできる限り巻き戻しを使うべきではありません。巻き戻しを編集合戦の道具として使用してはなりません。

権限

global-rollbackerグループに付与されている現在の権限
番号 権限 説明 備考
1 abusefilter-log 不正利用記録を閲覧 通常、自動承認された利用者 権限に付属
2 autoconfirmed IPベースの速度制限を受けない
3 editsemiprotected 「Allow only autoconfirmed users」の保護が設定されたページを編集
4 ipinfo 版や記録項目に添えられたIPアドレスの情報を取得
5 move ページを移動
6 movestable 公開されたページを移動
7 skipcaptcha CAPTCHAが必要な場面でCAPTCHAをスキップして操作を実行
8 abusefilter-log-detail 不正利用記録の詳細項目を閲覧 ローカルに方針がある場合はそちらに従い、ない場合は管理者 グループに付属
9 autopatrol 自身の編集を自動で巡回済みにする
10 autoreviewrestore 巻き戻し時に自動査読
11 checkuser-temporary-account 臨時アカウントで使用されているIPアドレスを閲覧
12 oathauth-enable 二要素認証を有効化
13 patrolmarks 最近の更新で巡回済み印を閲覧
14 rollback 特定ページを最後に編集した利用者の編集を即時巻き戻し
15 suppressredirect 転送ページを作成せずにページを移動
16 markbotedits 巻き戻しをボットの編集として扱う 通常、管理者 ボット の権限に付属
17 noratelimit 速度制限を受けない

ローカルポリシー

グローバル巻き戻し者一覧

関連項目