ウィキメディア財団選挙/2024/よくある質問
一般的な質問
理事会ってなんのこと?
ウィキメディア財団理事会とは、ウィキメディ財団の業務を監督する立場にあります。同理事会はコミュニティ代表理事と提携団体代表理事、指名された理事、コミュニティ創設理事で構成します。理事各人の任期は3年間です。ウィキメディアのコミュニティの皆さんはコミュニティ代表理事ならびに提携団体代表理事の改選に加わってください。
理事会の理事ってどんな人?
理事とは、幅広い経験を持つ人たちを世界中から集めます。詳細はウィキメディア財団理事会の現職理事でご一読ください。
選挙管理委員会とはどういうもの? なぜそれに投票方法を決めさせるのですか?
ウィキメディア財団理事会のコミュニティ選挙を監督するのは、選挙管理委員会です。この委員会は2016年7月に初めて常設され、臨時の前身として2004年の第1回理事会選挙の時から存在しています。委員はコミュニティ参加者がボランティアで務めています。
組織統治は得意なんです! 理事会選挙にもっと参加したいのだけれど、どうすればよいですか?
それは素晴らしいです! 選挙に参加するコミュニティ参加者が増えれば増えるほど、手順が適切化されます。コミュニティの参加者には立候補するか、選挙ボランティアという参加方法があります。
選挙ボランティア※は、選挙管理委員会とウィキメディア財団の理事会選挙補佐チーム、より広範なコミュニティの橋渡しを担当します。コミュニティ参加者の皆さんが選挙に参加し、ウィキメディア運動の形成に貢献できるように働きます。(※=Election Volunteers。)
候補者のよくある質問
今回の実施で空席はいくつありますか?
2024年理事改選にあたり、コミュニティ代表、提携団体代表の合計で空席は4席です。
英語ができなければならない理由は?
理事会の執務はすべて英語で行うため、理事は英会話と執筆の両方に堪能であることを条件とします。個人情報と機密保持の理由により、財団は文書や会議の翻訳を補佐できません。しかしながら財団は英語の発音など、英語の流暢さの側面を向上させたいと考える理事を補佐する予定です。
どうして候補者の最低要件を変更したのですか?
候補者は理事会の一員となる最低限の資格を満たす必要があります。これらの最低要件とは、選挙管理委員会の意見を受けてウィキメディア財団の理事会選考作業グループ※が特定しました。今年はさらに細目2点を追加し - つまり経歴として集団的意思決定機関、特に理事会や委員会の活動経験と、ウィキメディア運動(または同等の運動体)の構築と組織化において要職を経験したかという2点は - 理事会の一員として以下の役割できちんと務まるかどうか、適格な経験を備えた候補者の特定を目的としています。(※=Wikimedia Foundation Board Selection Working Group。)
「実名」とはなんのことですか? その開示が義務なのはなぜ?
ここでいう「実名」とは、皆さんの正式な名前のことです。改選選挙で選ばれて信任を受けた場合には、皆さんの法的な名称を使って経歴調査とメディア調査を行います。理事に加わると、アメリカの非営利団体が法律で義務を負う990書式など、外部への報告書類に正式名を掲載します。
身元調査、メディアチェックとは何をするのですか?
身元調査について、財団は特定の取引業者と協力して候補者から情報を収集し(身分証明書の複写提出ほかを含む)、それらをさまざまなデータベースと照合して犯罪歴、法務や財務記録を調べます。身元調査は財団の人財・組織文化部門が行い、懸念される事項があれば理事会理事に報告します。身元調査の手順そのものは、財団職員の採用にあたって用いるものと似ています。
メディア対応に当たり、財団は特定の業者と協力し、メディア上で候補者討論会を企画したり候補者の公式声明を検索できるようにしていきます。候補者の身元調査は財団の人財・組織文化部門※が担当し、概要をまとめて何か懸念が見つかった場合はそれを理事会理事に報告します。(※=Talent & Culture department)
詳細はこちらをご参照ください。
身元証明書類には例えばどのようなものが当てはまりますか? その証拠類が必要なのはいつで、私が立候補したあと、その証明はどう処理されますか?
身分証明に使えるものは、公的な証明書であればなんでもよくて、IDカードやパスポートも当てはまります。立候補を宣言する人は、身元確認のために、このような身元証明書をメールにて secure-info@wikimedia.org 宛に提出するようお願いします。そして本人確認書類は、改選手順の完了した段階で削除されます。
なぜ候補者名簿の絞り込みという手順があるのですか?
コミュニティが過去の選考手順について寄せた評価では、候補者の数が多すぎると有権者は候補者全員の資料を苦痛なく検討するなどほとんど無理と指摘されています。これらのコメントは、2021年の理事選出手順で2議席に対して候補者が19名だった時に受け取りました。今回の2024 年の改選手順では、候補者が15名超に達した場合にのみ、候補者名簿絞り込みの過程に入ります。候補者数の閾値は空席数すなわち今年なら4名に基づいて検討します。
候補者名簿をわざわざ提携団体の手で絞り込むのはなぜ?
提携団体1件につき、ウィキメディア運動関連の手順に参加する代表者2名を指定します。候補者を絞り込む候補者名簿を作り、候補者の資料の徹底した検討 - これには多くの時間と労力がかかりますが、これまで提携団体はこの手順に積極的に参加してきました。提携団体の代表者の皆さんには、コミュニティの自分以外の参加者に候補者評価に関与するよう呼びかけて調整し、結果として包摂的な手順を導くよう、期待されます。
提携団体の代表者は、どのような手順で最終候補者名簿を決定すると予想されますか?
提携団体の代表者は最終候補者名簿を作るにあたり、理事会が概要を示した理事候補者の要件と望ましい基準を注意深く検討し、候補者候補者人を慎重に検討することが期待されます。選ぶ候補者はウィキメディア財団理事に期待される要件を満たす人を上限12名まで選んでください。もし期待を満たす候補者が12名超の場合は、最も適格の候補者12名だけを選ぶ必要があります。
選挙運動の指針を遵守させるのは誰の役割?
選挙管理委員会は候補者に対して、選挙活動の指針を守るように責任を持って働きかけます。
候補者になぜ事前説明会をするのですか?
事前説明会は2つの目的を果たします。(1)候補者にとって役割が期待どおりかどうか確認し、またその役割に自身が適確かどうか評価するのに役立ちます。(12)選ばれた候補者の理事就任が容易になるよう、技能開発を支援します。
有権者のよくある質問
投票するには、有権者の要件を設けていますか?
設けています。選挙管理委員会では有権者の投票資格基準を決めます。ご自身の資格を確認するには AccountEligibility tool をご覧ください。すぐにわかります。
投票のやり直しはできますか?
ルールは右の通りです。利用者は1名1票ずつ持っています。特定の編集者が有権者要件に適合するかどうか、その利用者がいつも活動しているウィキだけでなく、貢献したページを含めて、全てのウィキから投稿回数を集計します。
投票先を変えたければ希望どおりにできます。その動機は考えが変わったり、投票先を間違えた場合などがあり得ます。前回の票は無効になりますから、単にもう一度、投票をし直せば良いのです。
選出された理事の信任はいつ??
理事の最終的な信任は2024年12月の理事会で承認する見込みです。
選挙管理委員会が採用を決めた投票方式とは?
選挙管理委員会は付け替え可能な単票の投票方式を選択しました。このシステムでは候補者1名に投票するのではなく、候補者をランク付けします。メタウィキにある投票の仕組みの例に目を通してください。
投票する場所はどのプラットフォームを採用するのですか?
2009年以降の理事会選挙の前例全てと同様に、この選挙でも セキュアポル というプラットフォームを用います。
セキュアポル上で付け替え可能な単票の投票方式はどのように動きますか?
- 投票ページでは、投票者にドロップダウンボックスが表示されます。投票者は、候補者を“選好順位 1” (順位最高位) から “選好順位 12” (順位最下位)までランク付けします。
- 上から順に、有権者が最もふさわしいと考える候補者に順位をつけます。あまりふさわしくないと思う候補者にはリストの下にしてください。投票者がふさわしくないと考える候補者はランク外にしてください。
- 投票者は投票プロセスの中で、ランク付けをどこで中止してもかまいません。例えば、12名の候補者のうち、6名だけランク付けして残りの6名をランクしないでおくこともできます。
- 候補者のランク付けは途中で抜けがあってはいけません。数字を飛ばすとエラーになります。
- 投票者は、同じ候補者を複数回ランク付けすることもできません。同一候補を複数回ランク付けするとエラーとなります。
- 投票のやり直しはできます。その場合、過去の投票の上書きとなります。何度でもやり直しできます。
誰に投票すべきかの基準を知るには?
以下のリソースをご覧になり決めてください。
- 各候補者で候補者の名前をクリックしてください。
- コミュニティが選んだ5つの質問への回答をご覧ください。
- Wikimania 2024 の際のライトニングトーク(on YouTube)をご覧ください。
投票した他の利用者名が見えます。私、もしくは他の人は私がどのように投票したのか見えるのですか?
投票者リストは公開されており誰が投票したかを見ることができます。このリストは投票の全てについて有効であることを確認するために監査役が使用します。しかしながら「どのように」投票したかは誰にもわかりません。