WWC2023/背景
背景
その成員でありながら、これまでは人間社会から排除されてきたさまざまなグループ※は包摂を求める動きをますます強めており、その包摂と独自の空間の必要性の希求が見える化されて重要になりました。(※=排除された最大層は女性であり、さらに階級や年齢層、性的指向や能力、民族や国籍、地位的位置の多様性が内包されます。)
ウィキウィメン・キャンプの立ち上げは、(性別でもジェンダー自認でも)女性が集まり相互の体験から学び合うイニシアティブとして、通常、安心安全な空間とされる女性限定の空間で始動しました。 女性たちの人脈づくりの機会ができたことから、指導を受けたり共同プロジェクトのパートナーになる相手と出会ったり、運動における女性の関与、役割、地位に関する問題を議論したり、統計の改善を目指して取り組みを協働する計画立案が進みました。 次回の女性キャンプは、ウィキメディア運動のシナリオや進捗ペースの変化、運動における女性の関与の傾向の微々たる変化があいまって、計画立案を迫られることになりました。
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ウィキウィメン・キャンプ 2017のマスコットキャラ
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会期3日目の発表、ウィキウィメン・キャンプ2017。知識の共有と協働: 共に活動する次のステップ
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ウィキウィメン・キャンプ2017の参加者。Montserrat Boix、Ester Bonet、Olga Viota、Andrea Kleiman、Pauliana。
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登壇者 Andrea Patricia Kleiman の発表。ウィキウィメン・キャンプ2017。
ビジョン
ウィキウィメン・キャンプ2023 の趣旨は、再び共に集ってこれまでの活動を振り返り、女性の未来をめぐるブレーンストームにあります - 無料の知識運動で彼女はどう表現され、どんな役割を占めるのか。 2020年の協議を受け、(調査結果に立脚し)さまざまなグループや提携団体の出身から女性ウィキメディアンをお招きして2023年10月、インドで開催します。 計画では日程は3日間、性別もしくは性自認の女性専用のカンファレンスであり、オープンスペースを用いて司会進行し使用言語は英語です。
参加者は、他の国やコミュニティの仲間とネットワークを構築し、国際的なパートナーシップを可能にする永続的な関係を築く機会を得るでしょう。そうでなければ、オンラインコミュニケーションのみを含む文化的コミュニケーションの問題のために非常に困難です。
協働は多様性があってこそ盛んになると信じています。オープンな考え方をする皆さん、ぜひ参加しませんか、教える役、協議の役割分担を積極的に引き受ける、困っている人と手助けできる人を結ぶ、またはそれぞれのストーリーを語るなどできます。
ウィキウィメン・キャンプは参加者が作り上げるので、ヒントが得られる生産的で楽しい場にしていきましょう。
イベントの参加はウィキメディア運動、つまり関与するさまざまな一般向けの商用、非営利、教育用ウィキとして活動する女性に門戸を開いています。会場の詳細は検討中です。
A2K ジェンダー格差調査によると、この種のカンファレンスはプラットフォームとなり得ること、女性が向き合う挑戦や、オンウィキとオフウィキの空間で突きつけられる困難、ウィキのエコシステムで出会う機会の理解しを促すことが知られています。 当イベントはこれまで聞こえなかった声が、より広いコミュニティの空間に通るようになると期待されます。