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ビジュアルエディター/ニュースレター/2015年/4月

From Meta, a Wikimedia project coordination wiki
This page is a translated version of the page VisualEditor/Newsletter/2015/April and the translation is 100% complete.


ビジュアルエディター

ご存知ですか?

VisualEditorは典拠処理のCitoidを使っており「しおり付きの書籍」の形のアイコンをクリックすると、信頼できる典拠のURLを出典として挿入することができます。

Citoidの1番目のダイアログ (スクリーンショット)

Citoidは典拠を調べ抽出した出典を返します。結果を受け入れて記事に追加するには、緑色の「挿入」ボタンをクリックします。

Citoidの1番目の抽出結果 (スクリーンショット)

挿入した出典は変更できます。参照番号を選択、コンテキストメニューの「編集」ボタンをクリックして変更を加えます。

ユーザーガイドではビジュアルエディターの使い方についてさらに詳しく紹介しています。

前回のニュースレター以来、編集機能チームは多くのバグを修正し、ビジュアルエディターのパフォーマンスとCitoid出典サービスに取り組み、複雑な入力要件がある言語のサポートに取り組んできました。ステータスレポートはMediawiki.orgに掲載されています。4月から6月までのワークリストはPhabricatorで入手可能です。

毎週水曜日の(午前) (11:00 PDT) (18:00 UTC)、タスク評価会議は引き続きボランティアの参加をお待ちしています。会議に参加して、第4四半期の重要事項にしたいバグを指摘する必要はありません。 代わりにPhabricatorに行き、編集チームの第4四半期のブロッカープロジェクトをバグに「関連付け」してください。ミーティングの参加方法とバグのノミネート方法はポータルmw:Talk:VisualEditor/Portalで学んでください。

最近の改善

ビジュアルエディターは大幅に高速化されました。多くの場合、ページを開くにはウィキテキストエディタよりビジュアルエディタの方が、処理が速いです。新しいシステムはコード速度を37%、ネットワーク速度を約40%改善しています。

編集機能チームでは出典自動記入機能をだんだん採用しつつあります。現在、利用できるのはフランス語版、イタリア語版と英語版ウィキペディアに限定されます。Citoid サービスは信頼できる典拠からURLもしくはDOIを取得、書式化済みの書誌情報を自動記入して返します。 作成後、出典の情報を変更または追加するには、ビジュアルエディターで他の既存の出典を編集するのと同じ方法を使います。ISBNPMIDその他の識別番号のサポートを予定しています。今後、精度向上ならびに出力結果を手動で修正する必要性を減らすため、編集者の皆さんはCitoidサービスにおける各Webサイトの定義をお手伝いください。

Citoidには整備されたTemplateDataがないと出典テンプレートに対応できません。ご利用のWikiでこの機能を使用するには、Phabricator 上の Citoid プロジェクトに投稿して申請します。ご利用のウィキで最も重要ないくつかの出典テンプレートについて、それぞれのTemplateDataのリンクを含めてください。

特殊文字入力機能を活発な利用者のフィードバックに基づいて改善しました。それに続き、3月30日には第5フェーズリストに掲載されたウィキペディアの利用者は全員、ビジュアルエディタを利用できるようになりました。これにより中規模以下のウィキペディア53件が影響を受け、アフリカーンス語アゼルバイジャン語ブルトン語キルギス語マケドニア語モンゴル語タタール語およびウェールズ語が含まれます。 

韓国語や日本語など、複雑な要件を持つ言語のサポートは作業中です。これらの言語は入力エディタ(「IME」)を採用しています。これら2言語の利用者も直近の改善により、ビジュアルエディターで入力するときにカーソル移動とバックスペース、削除の挙動が簡略化されます。 

画像選択プロセスの設計は、現在「石工の組み方」モデルを採用しています。検索結果の画像表示は高さをそろえてあり、幅はそれぞれ異なっていて、ちょうど石工が異なるサイズのレンガを積んだ壁、あるいは画像ギャラリーの表示モードの"packed"に似た形式で表示します。適切な画像を探す場合、画像の詳細が判別しやすいこのスタイルが役に立ちます。

カテゴリをドラッグアンドドロップして、ページ上の表示順を並べ替えることができるようになりました。

脚注や画像、リンクその他の要素をクリックしたときに表示されるポップアップウィンドウは、「コンテキストメニュー」と呼ばれます。リンク先や画像のファイル名など、表示される有用な情報が増えました。また担当チームはコンテキストメニューに明示的な「編集」ボタンを追加し、編集初学者がツールを開いて項目を変更するために役立ちます。 

非表示のテンプレートをジグソーパズルのピース形のアイコンでまとめ、使いやすくしました。見出しに置かれた HTML 形式のアンカーも利用者に表示し、編集できるようになりました。

TemplateData GUIエディタの利用者は、'deprecated'プロパティに対してブール値のほか、文字入力のオプションとして特定の文字列を設定し、テンプレートの利用者にどうすればよいか指示できるようになりました。 (T90734)

今後に向けて

ビジュアルエディターの特殊文字挿入機能に、まもなくウィキテキストエディタと同じ特殊文字リストを採用します。各ウィキの管理者は頻繁に使用する文字用にセクションをカスタマイズして、リストの一番上に置くこともできます。具体的な手順の説明はmediawiki.orgに掲載予定です。

チームは、英語版ウィキペディアで新人利用者にビジュアルエディターのテストについて話し合い、チームの目標であるそれらの利用者向け改善を達成できたかどうか確認中です。時期は不明ですが、比較的近いかもしれません。 (T90666)

協力しましょう

  • フィードバックのページmw:VisualEditor/Feedbackでアイデアの共有や、質問をしてください。
  • 英語から他の言語に翻訳できますか。こちらのリストを確認し、ご使用の言語でほかのインターフェースの翻訳が必要かどうか検討してください。協力希望者はアカウントを入手するためご連絡ください!
  • デザイン・リサーチチームでは、実際の編集者の作業を見たいと考えています。リサーチプログラムに登録してみてください。
  • [$phab Phabricator]内の文字整形メニューで、言語に応じた "Bold" と "Italic" のアイコンのリクエストを出してみてください。

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Elitre (WMF)