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持続可能性イニシアティブ

From Meta, a Wikimedia project coordination wiki
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持続可能性イニシアティブへようこそ!

持続可能性イニシアティブはウィキメディア運動のコミュニティ主導の努力で、ウィキメディアのプロジェクト群が環境にかける負荷の低減を目指します。理由は明らかで、関連する記事をウィキペディアで見つけることができます。人為的な気候変動は現実で、それを防ぐのは一方で私たち共通の責任であり、他方でウィキメディアのプロジェクト群は、特に電力消費と航空機移動を通じて顕著な量の二酸化炭素の排出をしています。

イニシアティブでは3つの大目標に焦点を合わせています。

  1. ウィキメディアサーバーのためのグリーンな (再生可能な) エネルギー
  2. ウィキマニア他のウィキメディア関連のイベントにリモート参加
  3. ウィキメディア基金のための持続可能な投資戦略

2017年にウィキメディア財団の理事会はこのイニシアティブの結果として、主にサーバーや運営、出張、事務所、購買などにおいて再生可能エネルギーを用い、財団の活動が環境に与える影響を最小限に留めることを約束する決議 を採択しました。 2020年ウィキメディア運動戦略実施の推奨事項において「私たちの実行内容を私たちの星の環境の継続可能性同調させる」と公約しています。

ウィキメディアのための再生可能エネルギー

Greenpeace USAが2015年に発表した「クリック・クリーン・スコアカード」で、ウィキペディアはギリギリでD評価を獲得[1]

なぜこれが重要なのでしょうか?

The data centres hosting Wikipedia and other Wikimedia projects have a significant carbon footprint: In 2018, only 6% of the 2.8 gigawatt hours powering the Wikimedia servers came from green sources, resulting in a carbon footprint of 1.2 kilotonnes.[2] For 2023, the Wikimedia Foundation reported a carbon footprint of 1.3 kilotonnes for its data centres.[3]

The 2018 Wikimedia Foundation sustainability assessment states that "moving servers to renewable energy options is the single most impactful thing to reduce the organization's carbon footprint".[4] Also, as one of the world's most popular websites, Wikipedia could inspire other websites to choose carbon-free hosting as well,[5] while big names like Facebook[6] or Salesforce[7] have already switched to green hosting.

何をする必要がありますか?

ウィキメディア財団はデーターセンターに再生可能エネルギーを使うよう要請するか、またはグリーンエネルギーを用いているデータセンターに乗り換えるべきです。

誰がこの件の責任者ですか?

Selena Deckelmann, Chief Product and Technology Officer, Wikimedia Foundation

現在の状況はどうなっていますか?

Working Waiting ウィキメディア財団はデータセンターの再生可能エネルギーに関する情報の提供を求める手紙をコロケーションプロバイダであるCyrusOneEquinixへ2017年8月に送りました。Equinixからの返答にはオクラホマにある風力発電所を最近買収したことについて言及されていましたが、ウィキメディアのサーバーはバージニアにあり異なる電力網にあることから目標達成には貢献しません。CyrusOneからの返答はありませんでした。2019年にウィキメディア財団はその事業における「二酸化炭素削減の方法」を特定する戦略ロードマップを発表[8]

In November 2020, the Wikimedia Foundation was "looking into several options for a new data center that uses sustainable energy",[9] but without success – the new server sites that have opened since run on conventional energy.

ウィキマニアへのリモート参加

なぜこれが重要なのでしょうか?

Nairobi international airport.

海外出張はウィキマニアが消費するカーボン・フットプリントの多くを占めています。2023年にウィキメディア財団が資金提供したフライトとホテル宿泊によって産出した二酸化炭素は2,100トンにのぼりました[10]。したがって、私たちは必要なフライトを減らす方法をみつける必要があります。ウィキマニアを中止するという選択肢は建設的ではありませんので、ウィキマニアや他のウィキメディアへのイベントへのリモート参加を奨励する必要があります。遠隔参加の主な道筋はビデオ録画配信もしくは生配信の提供です。

何をする必要がありますか?

ウィキメディアのコア運営チーム(Core Organising Team)はウィキマニアその他のウィキメディアの全イベントにおいて第一に録画配信もしくは生配信を提供するべきで、第二にこの点を事前に周知徹底させる必要があります。後者はコミュニティの皆さんが参加者を対面型かリモート型かを自由に決定できるようにするために重要です。

誰が責任者ですか?

Jaime Villagomez, Chief Financial Officer, Wikimedia Foundation

現在の状況はどうなっていますか?

Template:Half done 2016年に エージノ・ラーリオで開催されたウィキマニアではほぼ全ての講演が録画されました。2017年にモントリオールで開催されたウィキマニアと、2018年にケープタウンで開催されたウィキマニアでは、ごく一部の公演のみがストリーミングでライブ配信されました。

ストックホルムでのウィキマニア2019では、いくつかのビデオ録画が作られました。証書は、推定される会議のカーボンフットプリント用に購入されました。[11]

2019年にウィキメディア財団は「イベントへのリモートと来場の参加に関し、画像で参加する選択肢を盛り込んだガイドラインの開発」の戦略ロードマップを公表しました[12]

ウィキマニア 2020 はコロナウィルス感染症の世界的流行が原因で中止されました。ウィキマニア 2021、2022は全面的にリモート開催となります。2023年はウィキメディアンおよそ1,000名がシンガポールに集まりましたが、リモート参加は受け付けませんでした。カトヴィツェで催したウィキマニア 2024 は大幅にハイブリッドを採用、同 2025 ナイロビ開催は、限定的ではあってもやはりハイブリット型の予定です。

ウィキメディア基金の持続可能な投資戦略

なぜこれが重要なのでしょうか?

持続可能な産業に投資することにより、私たちは口だけでなく実際に行動に移しています。もしウィキメディア財団が環境に与える影響を抑えたいのであれば、二酸化炭素に強く依存した業界をサポートすべきではありません。

何をする必要がありますか?

ウィキメディア財団は、投資が環境に与える負荷に責任を持つため、ウィキメディア基金に投資戦略を持つべきです。

誰が責任者ですか?

ウィキメディア財団Advancement CAO、リサ・セイツ-グルーウェル

現在の状況はどうなっていますか?

Working Waiting ウィキメディア基金は2021年時点まで、タイズ財団(英語版)に投資しており、その基本となる投資政策に含まれる持続可能性に関する方針は非常に限定的です。2021年にタイズ財団からウィキメディア基金投資を引き上げたウィキメディア財団は、現在、最終的な投資方針に持続可能性をどのように反映させるか最善策を「研究」しています。(2018年4月に採択されたウィキメディア財団自体に投資する際の投資方針では、長期投資は「特に環境要因に関して優れた持続可能性プロファイルを備えた企業」に行うべきであると述べていますが、この目標についてこれ以上の定義はしてありません。)

支援する方法

賛成を表明しましょう!

現在、コミュニティ参加者820人超が持続可能性イニシアティブに賛成しています。サポーター名簿にご自分の名前を追加して、賛成を表明してください

また利用者ページに賛同の意思を示す方法があります。ユーザーボックスが使えるのはメタウィキウィキペディア英語版同ドイツ語版同フランス語版同イタリア語版です。

関連する記事

ウィキマニア2017より持続可能性イニシアティブのスライド。
  • 持続可能性 – ウィキメディア財団の持続可能性に関する実践
  • 決議:環境負荷 – 本イニシアティブを受けて当財団の理事会が承認した決議で、財団が環境に与える影響の総体を最小限に留めると約束している。
  • ウィキメディアのサーバ類 – ウィキメディアのサーバ類の消費電力をめぐって、情報をより詳細に開示。
  • ウィキメディアの事業所 – ウィキメディアの事業所の消費電力をめぐって、情報をより詳細に開示。

注釈

  1. Greenpeace USA: Click Clean Scorecard: Key Findings & Scores Explained, 2015, page 43.
  2. 2018 Wikimedia Foundation sustainability assessment, p. 30, 42, and 46.
  3. Wikimedia Foundation Environmental Sustainability Metrics 2023, p. 4.
  4. 2018 Wikimedia Foundation sustainability assessment, p. 17.
  5. "[R]oom to claim leadership advantage", 2018 Wikimedia Foundation sustainability assessment, p. 17.
  6. Adding clean and renewable energy to the grid, Facebook Sustainability,
  7. Mark Hawkins: Why Sustainability is Good for Business, Salesforce blog, 13 April 2017.
  8. Wikimedia Foundation Sustainability Impact Statement[「ウィキメディア財団持続可能性への影響の声明」]、2019年12月13日、p. 4。
  9. Deborah Tankersly on Talk:Sustainability, 25 November 2020.
  10. ウィキメディア財団環境の持続性2023年指標(Wikimedia Foundation Environmental Sustainability Metrics 2023)p. 4。
  11. Wikimania 2019: Carbon offsetting
  12. Wikimedia Foundation Sustainability Impact Statement[「ウィキメディア財団自足可能性への影響の声明」]、2019年12月13日、p. 5。