戦略/ウィキメディア運動/2018-20/作業グループ
運動戦略のワーキンググループ |
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テーマ別作業グループ(2018-2019年) |
起草作業グループ(2019-2020年) |
11月の更新情報
9部会の参加者は構造改革について2019年 11月1日付で推薦事項の草稿という役目を完了しました。 2019年8月に推薦事項案の初稿をコミュニティと共有してフィードバックを募集、その結果を案に盛り込む最初の反復作業を進めました。フィードバックとは、オンラインでつながるウィキメディア運動の利害関係者ならびにウィキマニアの会期前後と会期中に面談によって収集、また回数を重ねる戦略サロンや地域サミット2回も作業部会第二次の反復作業を助け、以下のとおり推薦事項草案がまとまりましたのでご参照ください。 今後の数カ月は推薦事項の89項目を総合して一式にまとめ、簡明で一貫性を保ち明確な製品を裏付けします。その作業に必要な新しい職掌を話し合っており、現存の作業部会の参加者から希望者を募集し、新設する作業部会で引き続き貢献をお願いするところです。 |
統合化に関わるグループ
2019年11月から2020年3月にかけて運動戦略は9作業部会からあがった推奨事項を理解しやすく一式に統合することに主眼を移します。それに続き運動の見通しと実行可能性の評価を集め、最終形の承認にかける製品づくりの基盤とします。直近で次に取り組むのは作業部会による推薦事項の順位づけと (希望する場合は) 校正であり、テーマ領域に特化したチームとして業務を仕上げます。引き続き熱意があり日程の合うメンバーが新しい作業部会もしくは執筆グループを組み、最終製品の開発を補助します。
執筆者は実際に意味付けと推奨事項を統合しまとまりのある一式にまとめる作業を行い、連結者のもたらすインプット(例えばコミュニティとの協議、研究、実現可能性評価など)を考慮して最終製品を完成させます。執筆者は出そろった推奨事項の重複を特定し、それらを元に複数の推奨事項を統合し、どこを改訂するとこれらに対処できるか概説します。
連結者とは執筆者を補佐し、コミュニティとの協議(既存の素材ならびに今後の組織化されたグループやオンラインの投稿者との会合を含む)に加え、既存の素材や研究、インプットの概説と参照、(妥当な場合は)流用を進めます。
素材の通読を担当して、主題を集め執筆者に提供します。これは執筆者宛ての概説、あるいは必要な部分に関しては特定の推奨事項にピンポイントに的をしぼった情報の形で行います。これにより目指す目標とは、執筆者が素材を統合して最終製品にまとめる支援をすることにあります。
査読者とは作業過程のさまざまな時点で特定の、追加的な視点による、専門性を発揮し文脈をおさえ、助言をもたらします。これには特定の課題に関する週/月単位の評価から、草案の仕上げ前に一度だけ行う査読まで含みます。
この段階では以下の各項目の確立を目標とします:
- 9つの作業グループの成果を最終製品に反映すること。
- 幅広い視点と文脈を反映する。
- フェーズ1のインプット、調査とコミュニティとの意見交換を絶妙に融合させること。
- 推奨事項はさらに広範な運動に関連があり意味があること。
作業グループの手順
The timeline for the process takes into account movement events (e.g. Wikimania, Wikimedia Summit) as well as general planning procedures in our movement. All Working Groups are expected to tweak the timeline according to their own needs and expectations.
- June-July 2018: Call for Working Group members.
- August–November 2018: Working Groups set-up, agreement on working mode, definition of support needs, and first steps on content exploration.
- By March 2019: Working Groups develop the scope of their work, define guiding questions and engage in community conversations for refinement.
- Wikimedia Summit (end of March 2019): The scope of their work is reviewed and revised, bringing many different perspectives in, so that they can then move into analysis.
- April-August 2019: Analysis of data, research, and outputs of community conversations; development of recommendations.
- Wikimania 2019 (August 2019): First draft of the recommendations is published online and presented during working group sessions at Wikimania. Feedback and input gathered in person and online is used to refine the recommendations.
- September–October 2019: Refine draft recommendations using input from research and community conversations. Start identifying and mapping overlaps in each of the nine groups' work. Put finishing touches on recommendations, rank recommendations. Working groups dissolve (by 1 November).
- November-December 2019: New working group established to begin synthesizing recommendations and develop one coherent, comprehensive set.
- February-May 2020: Synthesized recommendations presented to Board of Trustees. Finalization of recommendations. Working group engagement officially concludes.
- 2020: Implementation begins; implementation structure and support set-up.
タイムラインは、会議や作業の進行状況に応じて変化する可能性があります。プロセスの各ステップは、すべてのワーキング グループで同時に行われるわけではありません。特に他のグループと強い相互依存関係がある場合、より速いものもあれば、より時間がかかるものもあります。
作業グループ要約の下書き
グローバルなコミュニティから90名が2018年7月に作業グループ9件を構成しました。これらのグループは要約作成プロセスの中心に位置し、変化の主体です。作業グループはそれぞれ9つの主要テーマ分野から1つを専門としており、メンバーはそれをじっくりと精査して2030年の未来像の予想と、手引きとなる一連の質問をまとめます。これらの質問に対する答えを基盤に、戦略的方向性の前進を成功させるため、構造的変化に対する推奨をまとめます。
- それぞれの作業グループは次の課題に取り組みました。
- 範囲 - テーマ別領域の現状や、問題とチャンスをマッピングし、長年にわたってすでに収集されたデータすべてを使いつつ、必要に応じてさらに調査を行う。必要な変更の特定と、事例を構築しそれらが私たちの戦略的方向性の進展に役立つ理由を説明。
- 提言の下書き - これらの変更を行うために考えられる戦略の特定、運動がそれらを批准および実施する方法に関して具体的な提言の下書きを作成。
- 実装 - 推奨事項に基づいて変更をアドバイスし、反復して実施。
- 作業グループの役割は運動の既存の構造の補完であり、冗長性を生むためではない。グループそれ自体は意思決定機関ではないものの、意思決定の基礎として推奨すべき項目を作成。
- グループごとに運動の多様性を体現し、それぞれに割り当てられたテーマ分野の作業に必要な技能と経験の多様性をあらわす。作業グループ間の連絡と共同作業は不可欠。作業グループのコーディネーターは、共同作業のニーズと機会を特定し、合わせて「運営グループ」を通じてグループ間の共同作業を積極的に維持。
- 中枢チームは作業グループの手法を使用しながらプロトタイプを作成して改善し、運動のニーズと文化に合わせる。
フィードバックはいつでも歓迎しています。
作業グループの構造と設定
2018年6月には運営委員会が作業グループ選定において中枢チームを支援し、各グループが同年6月-9月に設立しました。作業グループのメンバーは各人の属する組織あるいはコミュニティの関心ではなく、運動の趣旨に沿って活動するものとします。
それぞれの作業グループごとに仕事の組織化の方法を決め、中枢チームはプロセスごとに指導とサポートを提供します。1グループの理想的な大きさはメンバーが10-15人で、私たちの運動の多様な視点と役割を代表するメンバー構成とします。職員と理事を組織化されたグループおよびそれぞれのグループ内から選びます。プロセス全体を通してメンバー増員への応募を歓迎し、各グループのニーズの変化に応じて任命できるものとします。
作業グループは運動とのコミュニケーションをサポートするため、レポートやコミュニティで会話し、イベントや会議への参加や、最新情報や成果をそれぞれのメタページに掲出する活動をします。運営グループを形成し、作業グループ間のコミュニケーションを確実にします。
ウィキメディア財団理事会は運動戦略プロセスに取り組み、それぞれの理事は作業グループに配置されます。
サポートオプション
戦略プロセスの中枢チームのサポートを受ける作業グループにとって、主な窓口は情報と知識管理者です。サポートは電話の予約、会議の記録やまとめ、作業グループのためにテンプレートやツールキットを用意してワークフロー作りと設計に使えるようにする、情報フローを管理して作業グループが情報に基づいた協議や情報交換ができる下地作りをすることなどが含まれます。また情報と知識管理チームは作業グループの議論の進展を適宜、運動と幅広く確実に共有できるよう図ります。
これらに加え、それぞれの作業グループのニーズに合わせて中枢チームと調整し、ファシリテートと出張、翻訳、調査、研修にもサポートを手配します。
作業グループの手順
テーマ別分野
主要なテーマ別分野は、私たちが長年の運動で行った会話に基づいて発展してきており、例えばガバナンスやリソース、多様性や提携関係などに関するさまざまなウィキメディア会議の議事やグループディスカッションなどが背景にあります。私たちがウィキメディアの使命を果たし戦略的方向性の前進に向かうには、それぞれの分野ごとに焦点と、答えを出すべきコアな問いがいくつかありますが、中枢チームはこれらをマッピングしています。これらの作業グループから上がってきた中心的な問いはすべて、単にプログラムとしてではなく、構造のレベルでの取り組みに焦点を当てています。これらの問いの多くは長年にわたって存在しており、永続的な問いでもあります。現在、私たちは初めて、それらの問いに答えるプロセスを得ただけでなく、必要なリソースを手にして答えを出す義務を負いました。テーマ別エリアの名前をクリックして、詳細をご覧ください。
テーマ別領域 | 説明の草稿 | メーリング リスト |
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wg2030-advocacywikimedia.org | |
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wg2030-capacitybuildingwikimedia.org | |
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wg2030-communityhealthwikimedia.org | |
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wg2030-diversitywikimedia.org | |
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wg2030-partnershipswikimedia.org | |
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wg2030-productandtechnologywikimedia.org | |
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wg2030-resourceallocationwikimedia.org | |
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wg2030-revenuestreamswikimedia.org | |
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wg2030-rolesandresponsibilitieswikimedia.org |
1 2018年ウィキメディア・カンファレンスにおいて作業グループ「役割と責任」はタイトル代案として「パワーダイナミクス」を提案しました。パワーとはより広範に世界や地域、地域の責任と役割を語る会話の一部に過ぎないこと、このグループにはその側面にのみ集中してほしくないと考えることから、戦略中枢チームは、元の名称を変えないことにしました。
2 2018年ウィキメディア・カンファレンスではこの作業グループを「技術」グループと呼んだが、その後、試行錯誤の末、中枢チームの決定によりグループが扱う分野の広さに合わせて「製品と技術」チームに改称しました。