イベントの安全を守る/視覚教材
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あなたが出席している会議には「友好的な空間の方針」があります。友好的な空間の方針は、 ハラスメントのないイベントを推し進めるために、出席者が従うべきガイドラインの組み合わせです。議論に参加する際にはすべての参加者が、状況と背景、文化の違い、経験、サポート、それに影響を考慮するよう期待されているということです。
一般的に、この方針は以下に関わる不愉快な発言を禁止しています:
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この方針はまた、次のような行為を禁止しています:
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友好的な空間の方針に反すると思われる事柄を目撃した場合、できる活動がいくつかあります。
出来事の深刻度によって異なります
初めにすべきことは、イベントスタッフたちに連絡することです。- 友好的な空間の方針への違反が明らかになったとき、対処するのが彼らの仕事です。彼らは、あなたが問題に対応する次の段階をはっきりさせるよう手助けするでしょう。
あなたご自身が、気がかりな点を和らげる手助けができるかもしれません。
例えば、誰かが誰かの話を遮り続けていることに気づいたら、相手が考えを終えるのを待つよう丁寧に頼んでみましょう。議論中に誰かが不快そうにしていたら、機転を利かせて話題を変えるようにしましょう。
こうした一歩は小さく見えるかもしれませんが、大きな意味を持つことがあります。このような状況において、人のためになにかすることができれば、潜在的な対立を未然に防ぐことができます。

ウィキメディア・イベントにおいて、人々が歓迎され受け入れられていると感じるためには、味方がいることが非常に重要です。 立場の弱い人たちをサポートする力は、イベントでの受け入れられない行動を防ぎ、仲間の参加者たちが友好的な聞き手である必要がある時に役立ち、話を聞くことを進めます。味方になるためには、社交的である必要はありません。 - 単に、他の人の気がかりを聞くことと、関心を持つことが、最初の大きな第一歩になるでしょう。
話すことよりも聞くことに集中しましょう。誰かがあなたに問題を持ちかけてきたら、真摯に受け止め、本気で話を聞くようにしましょう。相手が自分の話をする余地を作り、批判せず、積極的に耳を傾けましょう。
相手の善意を前提に。人にはそれぞれ経験があり、自分のとは大きく異なるかもしれません。しかし、常に念頭に置くべきことがあります。あなたが知らないからといって、自分の尺度で計らないようにしましょう。相手の経験が正当なものであると仮定し、必要な場合にはイベントの主催者に伝えましょう。
心を開いておきましょう。自分が見た状況、あるいは人が説明している状況に対して違和感を持っても、心を開いておき、判断は保留しましょう。不明な点があれば、決めつけるのではなく、説明をしてもらいましょう。
あなた自身の特権を認識する 擁護者になる; 主流派ではない人たちの意見を聞くための仲介者として、ご自身の立場が持つ権力を使いましょう。そして容認しがたい行動を指摘してください。ご自身の偏見に気をつけてください。
知識を共有する。 一人で善戦する必要はありません。イベントの安全チームに誘導するなど、彼らにとって役立つ可能性のあるリソースを人々に結び付けましょう。
不適切な振る舞いには抗議しましょう。例えば、誰かが別の人の話を遮り続けていることに気づいた場合、他の人たちが意見を言い終わるのを待つよう丁寧に頼んでみてください。もし誰かが議論の間、居心地が悪そうにしているのに気づいたら、気をきかせて、話題を変えようとしてみてください。
このような状況で他の人のために立ち上がることに慣れれば、起きたかもしれない衝突を事前に和らげることができるでしょう。
栄誉のために行ってはいけません。あなたは特権を持っているから、主流派でなかったり不公平な扱いを受けてきた人たちのために話せるかもしれませんが、それはあなた自身のことではありません。話を聞かれる必要のある人々の話が実際に聞かれるよう、あなた自身が注目を浴びることがないようにしてください。
訂正されることを厭わないこと。完璧な人間などいません。他人に影響を与えるようなミスをすることもあるでしょう。建設的な批判を受け入れ、自分の行動を自覚し、必要であればお詫びし、前進するための変化を起こしましょう。

ウィキメディアのイベントは、あらゆる種類の文化や背景を持つ人々が集まります。 人々が異なった行動を取り、異なる反応することを思い出すことが重要です。違いは、自慢の仕方や食習慣、争いのレベル、写真撮影での自己開示のやり方、挨拶の方法やユーモアまで広い範囲におよぶでしょう。
イベントでの写真撮影は素晴らしいですが、人のプライバシーに配慮することを忘れないでください。
他のコミュニティーのメンバーのイベントに参加する時には、この2つの価値観のバランスを取るようにしてください。
参加者のなかには、自身の写真を撮影されるのをまったく好まない人がいるでしょう。ある人たちは写真を撮られるのは構わないけれど、インターネットに投稿されるのは望まないかもしれません。写真をどこで共有するかについて、好みがあるかもしれません。
写真については他人の希望を尊重するように注意してください。 イベントのバッジまたは首紐には、写真にまつわる人の快適さのレベルを示す必要があります—しかし社会的なイベントにおいてはそれに注意してください、人々は自身のバッジを着用していない可能性があります。
もし誰かの写真を撮りたければ、事前に許可を得られるか尋ねるのがもっとも安全な方法です。
挨拶や友情の示し方にはいろいろあります。
私たちはお互いを確認しあうことが好きです。一方で、どのように身体的な接触を行うかには注意しなければなりません。 あなたにとって普通のことが、他の人たちには理解されないかもしれません。 もし誰かへの挨拶の仕方がわからない場合は、手を振って「こんにちは」(Hello)と言うことを考えてみてください。
一般的に、相手がしてもいいと言わない限り、他人に触れるのは避けるべきです。基本的に、イベント会場では人々が快適に過ごせるようにすることが大切です。そのため、その場の状況に合わせて行動を調整する必要がある場合があることを常に意識しましょう。
カンファレンスやミートアップは素晴らしい絆を深める経験になるし、ユーモアはお互いを知る大きな要素でもあります。
しかし、ジョークがデリケートな話題や物議を醸すような話題に集中しないように注意しなければなりません。
これには、言語、政治、服装、名前、性別、性的な話題、その他の文化的慣習など、人により批判され、軽蔑され、嘲笑され、疎外されていると感じるようなものが含まれます。
たとえあなた自身がそのグループの一員であったとしても、いかなるグループについてもジョークを言わないこと。言葉や文化の違いが、ジョークを十分に理解する妨げになることがあります。
楽しんでいる時、他人の文化価値観に気をつけることを思い出してください。そうすれば、誰もがより良い時間を過ごすために役立つでしょう!
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